髪の毛のない人は「自立」・・・?誰がこんなことを考えた

| | トラックバック(0)
「整髪」という調査項目。「頭髪がない」「短髪」の場合は、介助が発生していないため「自立」・・・4月から厚生労働省が導入しようとしている「介護保険制度の介護認定の新基準」である。

 介護保険制度がスタートして10年目。私は当初からこの「介護認定」の基準に疑問を抱いてきた。おそらくこの制度は、実際に介護をしたことのない厚労省の役人が決めた基準だと指摘してきた。長さを測る巻尺と時間を計る時計、そしてパソコンを駆使して決めたものに違いない。

 私のカミサンは、自分の母親(重度の認知症)の在宅介護に仕事を止めて挑戦。私はそれを邪魔しないようにしているだけなのだが、「介護」というものがいかにに人間的営みであるかは肌で感じている。
 食事、排泄など同じ行為でもその日の体調や気分で時間もエネルギーも全然変わってくる。「母と娘」の関係だけでなく、高齢者とヘルパーとの関係もそうである。

 厚労省は3月末になって見直し策を発表したが、根幹は変わらない。冒頭の「整髪」の例では「自立」が「介護されていない」に置き換えただけである。

 「見切り発車」を中止し、根本からやり直さないと駄目だと思う。

トラックバック(0)

このブログ記事を参照しているブログ一覧: 髪の毛のない人は「自立」・・・?誰がこんなことを考えた

このブログ記事に対するトラックバックURL: http://m-cast.jp/mt/mt-tb.cgi/316

このブログ記事について

このページは、takedaが2009年4月 6日 08:56に書いたブログ記事です。

ひとつ前のブログ記事は「18番目の政令市誕生に思う」です。

次のブログ記事は「北朝鮮のロケット発射問題・・我が党が国会決議に反対した理由」です。

最近のコンテンツはインデックスページで見られます。過去に書かれたものはアーカイブのページで見られます。