西大寺のバスセンターで「おめでとう!100歳、ありがとう!100年、西大寺鐵道展」が開催されている。
西大寺鐵道というのは昔風に言えば「観音院駅」(今のバスセンター)から財田経由で「後楽園駅」(今の夢二郷土美術館)までの間を走っていた軽便鉄道のことである。軽便鉄道とは軌道の間が狭く小さな鉄道のことを指すとのこと。「なぜ山陽線と互換性のない軽便なのか」の理由は、西大寺愛郷会の中村美佐雄さんが「西大寺の産業と交通」という冊子に書いている。(後日、紹介したい)
小学生の時代、私たちはこの「軽便」に乗って岡山に出かけたものである。岡山では天満屋百貨店に行き、最上階の葦川会館で子供向けの芝居などを観て、帰りに「洋食」を食べて帰るのが何ヶ月に一回の「最高の贅沢」だった。
軽便は昭和37年、赤穂線が開通する一週間後に廃止になった。鐵道展ではその当時の写真多数公開されており、昔を思い出させてくれ感無量だった。
最後に余談。「軽便」のことを西大寺では「けーべん」と呼ぶ。
「えい」とか「うい」など母音が連続する際、全て「えー」か「いー」と発音する西大寺弁である。「けいべん」は「けーべん」、「だいこん」は「でーこん」、「ながい」は「なげー」、「あつい」は「あちー」、「しぶい」は「しびー」など。
西大寺弁を蘇らせてくれるのも、この展覧会の「えーところ」である
