2009年10月アーカイブ

孔子.jpg備前市閑谷にある旧閑谷学校においては300年以上前に津田永忠らによって、儒学の祖である孔子の徳を称え祭る行事が行われ、それを「釈菜」と呼んでいる。いわゆる「孔子祭」である。

 

閑谷では、全国唯一、祭官を務めるのが現和気閑谷高校の教職員であることが、質素で厳粛なものとなっているとのことである。

 

 24日にその由緒ある釈菜儀式が行われるというので出席させていただいた。旧閑谷学校を世界遺産に」という県議会の有志グループに所属していることもあり、案内をいただいた関係である。

 

 「こんな機会しか」と思い、閑谷に向かう途中、顕彰保存会作成の「あいうえお論語」を読んだ。

 孔子の教えなど、「政治」という争いの場に身を置き、世俗的な生活を送っている自分にとって縁遠いと思ってはいるが、金色の孔子像を拝み、国宝の講堂で論語の一説の講釈を聞き、上の方から紅みがかってきている櫂の木を見ていると、少し心が広くなってくるようだった。

(櫂の木の写真はホームページの表紙に、孔子像の写真は「いのしし日記」に掲載http://takeda.m-cast.jp/index.html)


26日の決算委員会の審査は土木部。問題になっている国庫補助金問題は、会計検査院の内閣への報告の後ということで、この後日に譲り、それ以外の問題を取り上げた。

 

 一つは国直轄事業負担金問題。平成20年度決算に関しては、県としては「法律に従って支払った」としているが、私は、「国直轄事業負担金の趣旨以外の建物や人件費に使用されていたもの・・いわゆる法律の目的以外のものについてはどうするのか」、「少なくとも国庫補助金に関して国が地方に求めている程度の細目の公表問題はどうなっているのか」と質問。

 県の答弁によれば、知事会を通じて回答を求めており、その結果は未だ明らかでない、とのこと。今後の解明が求められている。

 

 もう一つ指摘したのは、公共事業の評価システムの問題。県では一定規模以上の公共事業について「事前評価」「再評価」「事後評価」のシステムを構築している。問題は、このシステムが機能しているかどうかで、このシステムの中で、公共事業が見直されたり、事後の評価の結果、次の事業が見直されるなどされているかである。

 

 県としてはこのシステムのサイクルの検証も行うとしており、今後の議論を期待したい。


1023日日本共産党岡山県委員会は、後期高齢者医療制度の廃止に向け、岡山県後期高齢者医療広域連合と懇談した。

 

 日本共産党を代表してまず石井ひとみ委員長が「この制度のすみやかな廃止は国民の強い声。きたんのない声を聞かせてほしい」と述べ、続いて私の方から、鳩山政権が「新制度ができる2013年度に廃止」として廃止を先延ばしにしようとしていることに懸念を述べ、「新しい医療保険制度の創設を『廃止』の前提にすると、ズルズルと先延ばしになることが予測される。新しい制度を『廃止の前提』にするのではなく、来年春で廃止をし、2年前まで続いていた元の老人保険制度にいったん戻してから、よりよい制度に向けての議論を始めるべきだ」と我が党の見解を述べた。

 

 また広域連合の議員をしている田辺昭夫倉敷市議は「来年4月から保険料が上がることへの危惧」を指摘、さらに崎本敏子岡山市議は「社会保障予算を削るのが後期高齢者医療制度の目的。新しい政権はそれを見直すと言っているのだから、ただちに廃止するのは当然」と発言した。

 

 岡山県をはじめ全国の後期高齢者医療広域連合は「2013年度から廃止・新制度への移行という大まかなスケジュールで準備」している。

しかしこの制度が続けば、いくら国の財政措置があったとしても「75歳以上の高齢者の重い負担と差別医療」は続くわけで、一刻も早く廃止することが求められているのではないか。DSC_0215_1_1_1_1.JPG


22日の総務委員会で、国の補正予算の見直しについて執行部から説明があった。県の財政運営には影響が少ないということなので安心はしているのだが・・。

 

しかし、問題は補正に関して国からの情報が入らないことで、県当局もホームページからの情報とのこと。自民党議員から危惧する指摘が相次いだ。

総務委員会では民主党県議は発言しなかったが、他の委員会である民主党議員が「民主党からは情報が入っているはずだが」と発言したらしいが、私は、これは可笑しいと思う。政府からではなく民主党からしか情報が入らないとしたら、大問題だ。

 

私がさらに問題にしたのは、もっと重要な問題として県民の声を届ける道筋が見えないことである。新聞報道などをみていると、どうも民主党県連を通じないと国に届かないらしい。

 これが事実で、民主党県連を通さないと県民の声が国に届かないとしたら、重大問題である。

これは単に手続きの問題ではない。憲法16条では国民の請願権が保障されており、誰でも国や地方に意見を言うことが保障されている。私は委員会で、民主党の姿勢はこれを侵害するものだと指摘した。

 

国会では「脱官僚」の名の下に、国会と行政府との関係がどうも可笑しい。民主党の大臣や副大臣を通じないと行政府に意見を言えない仕組みは、国会の「国政調査権」(憲法62)、行政監督機能(憲法66)を蹂躙するものではないか。

 

私は、この問題について民主党は、小沢流の「選挙対策」ではなく、「民主主義の根幹」に係わる問題として誠実に対応することを願っている。


IMG_0270_1_1_1_1_2_1.jpg 19日から21日の三日間は決算委員会の県外視察。

視察先は、まず独立行政法人青森県産業技術センター。今年から独立行政法人化し、その際、県の研究機関4機関を統合したこと、しかも農業と工業の公設研究機関の統合は全国初めてであり、その点の視察を行った。

 

 さらに青森県では、シャガールの収蔵で全国的に有名な県立美術館を視察。また、岩手県の稲庭高原に県の企業局が設置している風力発電所を視察。そして、新潟県では、新潟県議会で、新潟県議会の決算審査の状況や決算の状況、企業局の状況などについて調査した。

 

 それぞれ有意義なものであり、これからの議論に役立てていきたい。それにしても、青森県産業技術センターに関しては、公設試験研究機関の役割から見ていかがなものかと思ったことも確かであり、「本県の公設試験研究機関の拡充」という点から注目してみたいと思っている。


117()夜、西大寺五福座での「趙博コンサート」に関しては、以前に紹介させていただいた通り。

 

 最近あらためて彼の本を読んだり、CDを聴いた。

 映画を「一人芝居」で演じる「映画再現芸」で知られる「マルセ太郎」の後を継ぎ、映画を「歌と語り」で「上映」する芸「歌うキネマ」でも知られているとのこと。

 

 会場となる五福座は、そのマルセ太郎の最期の芸披露の場だったところである。そこに趙博を迎えるのも何かの縁か・・。

 

 「癒し」などとは程遠い歌である。「在日」の彼の歌を「ガツン」と聞いてほしいと思う。


 八ツ場ダムの名前を聞くと心が痛んでくる。「東の八ツ場、西の苫田」・・・ダムの大きさ、水没家屋の多さ、権力によるダムごり押しの卑劣さ・・どれをとっても類似している東西二つのダム反対闘争を、私たちはこう呼んでいた。

 

 奥津町の反対住民は、「苫田ダム阻止」の旗印に「日の丸」を染めこむほど保守本流の人たちだった。

その人々が訴え続けたのは「苫田ダムには、理もなく、法もなく、情もなし」ということだった。「理」とはダムの必要性の理屈なし、「法」とは国による権力的な地方自治を侵害、「情」とは人の真心を札束で叩くような理不尽さを言う。

 

特に苫田ダム闘争が大きく盛り上がったのは「お上の一方的な押し付け」反対という点だった。「苫田ダム賛成」の人も、この「お上の一方的な押し付け反対」という点で一致していたのである。

 

今回の民主党政権・前原大臣の手法はどうだろうか。「ダムは不必要」という「理」では同感だが、「法」と「情」に欠けると思っているのは私だけではないと思う。

政権についた民主党のマヌュフェストといえども、その実行には地元自治体との「法」という「民主的な手続き」が必要ではないのか。

長い「ダム反対」闘争の中、矢尽き刀折れ、やむを得ず賛成派に転じて水没後の地域振興に望みを託していた人たちとの思いを汲み、住民合意をまず優先する「情」が必要ではないのか・・。

 

 苫田ダム闘争の最後、多くの人が止むなく墳墓の地を去っていく中、「我ら四面楚歌なれど、天が空いている」と叫んだある古老のリーダーも、晩年、奥津を去り、都会に住む子どもさんに見守られながら他界された。

 「八ツ場」の関係者も同じ思いの方は多い。今回の前原大臣の姿勢は、その人たちとの合意を優先する「民主的手続き」を無視した「マヌュフェスト絶対主義」とも言うべきものである。

 

 私は、「八ツ場中止」の報に誰よりも大きな感慨を覚えるとともに、その手法に誰よりも異を唱えるものである。


金田.JPG 8日に開催されたJA全中に史上初めて我が党の志位和夫委員長が来賓として主席、その挨拶に大きな拍手が寄せられてことはマスコミでも報道されている。ある全国紙は囲み記事で「JA大会、人気は志位さん」と見出しを付けているほどである。

 

 志位委員長が2分間の挨拶で訴えてことは次の二つ。

 一つは、農作物の価格保障と所得補償を組み合わせて、再生産可能な農業収入を保証すること、二つ目は、関税などの国境措置を維持・強化し。農産物輸入の歯止めの無い自由化にストップをかける、民主党のマヌフェストにある日米FTA協定には断固反対を貫く・・。

 

 あるマスコミは、国民新党の代表が挨拶の中で「(共産党に一番拍手が多いことに)時代は大きく変わった」と述べていることも紹介している。

 

 地元西大寺では、稲刈りが本格的に始まり、村の神社では豊作を祝う秋の祭りも開かれている。農家の気持ちに寄り添う農政が求められている。


8日に開催された決算委員会は、保健福祉部に関する調査。私は、次の3点を指摘させてもらった。

 

     美作の豪雨災害でも明らかになったが、災害救助法などによる被災者支援のマニュアルを十分熟知していない市町村がある。被災者支援の立場から「徹底と教育」を急ぐべきだ。

     歯科保健関係で、歯周病対策をもっと強化すべきである。

     派遣切り関係で、県の社会福祉協議会が対応すべき案件が滞っていることが指摘されている。今日の生活に困っている人たちが相手の仕事である、迅速に対処するようにすべきだ。


 国土交通省と農水省の補助金を巡る会計検査院の指摘に関するマスコミ報道に関して、総務委員会の場で出納局から「会計検査院が内閣に報告してから出ないと、公表できない」との説明があった。

 

 その点に関して一言指摘させてもらった。

①「会計検査院が明らかにする以前に県が独自に発表してはならない」という法律はないではないか。

②県が独自に調査していることの報告は、会計検査院がどうであれ、やるべきではないのか。

 

 この春、この件が議論された際にも私は、補助金問題については、国の言いなりになる必要はなく、「県として県民のために如何に使ったか」を最大の基準にすべきだ、と発言したことがある。

 

 相手は、地方交付税を大幅に削減し、国直轄事業負担金を目的外に流用していた国である。補助金問題について、県は地方の立場から争うべき問題は争うべきである。


 15日の総務委員会に、「岡山県人事委員会の報告及び勧告」に関しての報告があった。例年になく、多くの議員から発言が相次いだ。その焦点は、人事委員会が、7%から10%給与カットされている県職員の実態を無視して、「カット前の給与」を民間と比較していることである。

 

 私は、「この勧告は、労働基本権制約の代償措置としての人事委員会の責任と役割を放棄したもの」と厳しく批判した。以下、私の発言要旨である。

 「県庁職員は、給料表で生活しているのではない。実際に支払われている給与で生活しているのである。人事委員会が見なければならないのは、カット前の給与表ではなく、県庁職員の実際の給与である。実際の給与は、民間よりも26000円も低いではないか。職員に厳しいあの橋下府知事のいる大阪府でさえ、カット後の実際の給与をベースにして、民間と比較している。岡山県人事委員会が、その役割を果たしていない指摘が総務委員会の各会派からあったことを人事委員会のメンバーにキチンと伝えるように・・」


がんばれ日本映画

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 「映画の秋」である。時間を見つけては「ナイトショー」に出かけている。注目すべきは「日本映画」が面白いことである。

 

 安土城を築いた匠たちを描いた「火天の城」、青春時代に読みふけった「カムイ伝」の感動を呼び起させてくれる「カムイ外伝」、ラストシーンがジーンと来る「20世紀少年 最終章」、そして、戦国時代と現代とが交錯する「BALLAD 名もなき恋のうた」・・・

 

 これからさらに、松本清張の「点と線」、山崎豊子の「沈まぬ太陽」など社会派の話題作も目白押しである。;

 

 興味が尽きない日本映画・・さらに頑張ってほしい。


 9月議会が終わって半月。議論になった「補正予算削減の地方へのしわ寄せ」問題は懸念したとおりになっている。さらにこれから来年度予算の編成議論が活発になってくる。

 

 12月定例県議会は、こうした新政権の予算議論関連はもちろん、岡山県独自では「会計検査院が指摘する国庫補助金」問題、「住宅供給公社の解散」問題など、議題は盛りだくさんのようである。

 

 私の県議会本会議の一般質問の機会は、年に1度だけで、今年度は12議会を担当する。

いつも一般質問初日の二番目を議長にお願いしており、今回も同様の通告をする予定。その通り行けば、128()の午前11時過ぎからとなる。

 

 乞うご期待。


  慰霊祭.JPG先日、西大寺の原爆被爆者の慰霊祭が執り行なわれた、以前は夏に行っていたのだが、被爆者の方々の高齢化に伴い、少し涼しくなってからの時期となっている。この1年で4人の方が他界されている。心から哀悼の意を表したい。

 

 被爆者会の妹尾会長も「オバマ演説」を紹介されていたが、この1年は被爆者にとっても「核廃絶の希望」が膨らむ一年でもあったとおもう。

 もちろん、北朝鮮の核実験などの不安も広がっているが、一方で、オバマ演説とノーベル平和賞、日米核密約の真相解明、広島・長崎のオリンピック招致宣言・・・来年のNPT会議に向けて大きな一歩を踏み出す機運は広がっている。


報告書提出_1_1.JPG「岡山県住宅供給公社の年度内解散」をめぐる問題は、これからの県政の最大のテーマの一つである。

 それは「公社」という問題だけでなく、売れ残りの大半を占めている「吉備高原都市」をめぐる問題も内在している。

 

 それは、長野県政初期からの問題であり、県政のあり方に深く関わる問題でもある。そこで、「住宅供給公社と吉備高原都市」問題について、県議団として岡山県自治体問題研究所に研究委託をし、先日その「研究成果」を受け取った。

 

 12月議会では、この「研究成果」を参考に、議論を進めたいと思っている。「研究成果」はホームページに掲載している。ぜひご覧いただき、ご意見をお寄せいただきたい。

(「研究成果論文」はホームページの「政策・見解」に掲載http://takeda.m-cast.jp/index.html)


台風襲来に備えて

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「台風18号が列島縦断」・・緊張感に溢れた報道が続いている。県当局をはじめ関係機関も体制を組んでいる。

 「列島上陸は2年ぶり」「10年間で最大の台風」「50年前の伊勢湾台風と同じコースで」「広戸風に警戒」・・・とにかく記録的な台風であることは確かだ。

 

 「災害は忘れた頃にやってくる」の諺は、今は「災害は忘れずにやってくる」となり、「備えあれば憂いなし」も「備えを越える憂い来る」である。美作の豪雨災害の傷跡も気になる。

 

今日(7日)は、砂川を見て周り、明日は早朝から砂川をはじめ各地を回ってみる予定。


今年度の特別委員会の所属は、決算委員会。既に、企業局、公安委員会・県警本部、教育委員会の審査を終え、これから2ヶ月余りで、知事部局の全部局の審査に入る。週2回、委員会開催の時もあり、かなりハードなスケジュールとなる。

 これまで、企業局の審査では、クリーンエネルギーとして注目を集める小水力発電の促進、企業局のCO2削減の数値化、公安委員会・県警本部の審査では犯罪捜査の新しい手法、ネット犯罪対策、交通安全教育、公安委員会と県警本部の関係・・などの問題を取り上げてきた。

 先日の教育委員会の審査では、公民館活動への支援、子どもの読書、小学校の学区弾力化の問題点などについてやり取りした。

 特に「子どもの読書」に関しては、ある人の名言を紹介させてもらった。
「黙って本を読む姿を子どもに見せるだけで、家族の半分は固まる」・・・子どもに「本を読め」と言う前に、まず親自身が本を読むことが、子どもへの一番の「読書のすすめ」だと思う。

 老眼が進み、字を読むことが苦痛になっている昨今だが、秋の夜長、じっくりと本に向き合ってみたいと思っている。

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