県議会議員の定数議論の核心は、「政令市の県議定数」問題である。「全く不要」「半数でよい」などの活字が新聞の見出しに躍っている。
いろいろ問い合わせもあるので、私の率直な見解を述べておきたいと思う。
前提としてひとこと。
岡山市選出の県議は、県政全体のことを考える役割をもっている。岡山市だけの仕事をするために選ばれているのではない。
国会議員が、自分の選挙区ことだけでなく、国政全般を憂い、政令市の市議が、自分の「行政区」のことだけでなく、市政全体を正す役割を持っているのと同じである。
その上で、「岡山市民の代表」という角度からの議論に移りたい。
岡山市民が納めている個人県民税は約250億円で、倉敷市の1・4倍である。その最大の「納税市民」の目線で、岡山県全体の税金の使い方を厳しくチェックする役割を県議会は果たさなければならない。
岡山市民が納めた県税が、かつてのチボリ事業や、直近の吉備高原住区の債権放棄のように今後も使われてもよいのか・・・。問われるのは県議の「質」であって「量」ではないのではないかと思う。
政令市のもとで県の仕事の多くは、岡山市に移管されたことは確かである。しかし、ここ10年間に起きた平成10年、平成16年の台風災害で問題になったのは県管理の堤防、港湾、河川が多かった。岡山市民のいのちと安全に直結する仕事で県の責任は依然として大きい。
もちろん、私も議員の数が多いほどよいとは考えていない。「政令市だから県議は不要」という議論でよいのかと言っているのである。
他会派の議員の皆さんにも声をかけて「政令市における県議の役割」に関する議論を始めねば、と思っている次第である。


