2010年12月アーカイブ

2010年もあと5日、これが今年最後の「いのしし日記」となる。

 

この1年間の記事数は216本。我ながらよく書き続けたと思う数字だ。その中から、アクセスが多かったもの、アチコチで話題になったもののベスト10を列記した。

 

10のうち4つが民主党関係であることが、今年1年の政治状況を反映している。ある自治体関係者が、「多くの人が民主党の本質を理解するようになったのには武田先生の『いのしし日記』に負うことが大きい」と言われたが、もしそうであれば喜ばしい限りである。

 

 それでは、ことしの「いのしし日記」アクセスベスト10は以下の通り。

 

1.       「新しい時代の国の出先機関は与党(民主党)の地方組織(県連)であるべき(津村啓介)」。

124日配信・・・多くの人がこの言葉に唖然とし、この党とこの政治家に恐怖さえ覚えた。

2.       6月議会閉会・・今議会も民主党県議団は沈黙624日配信・・・この事態は先の12月議会まで続いている。

3.       6月議会一般質問」611日配信・・・多くの人が、ホームページに掲載されている質問原稿を読みにアクセスしていただいた。

 

4.       「決算委員会報告・・どう見るか・・・公共事業費、10年で297%に減少」1024日配信・・・自民党からも建設業界からも拍手をいただいた。小泉政治の「ゼネコンより銀行支援」政策の結果である。

 

5.       日米共同訓練の実弾演習の現地調査31日配信・・・米軍演習の生の写真が話題を呼んだらしい。

 

6.       深いところで考えは一致・・史上初の医師会との懇談721日配信・・・この懇談で指摘された「医療ツーリズムの問題点」問題は、その後の県議会での議論となる。

 

7.       長男・大介29歳、二児の父親の看護学校卒業式37日配信・・・私事だが、お世話になった多くの方に喜んでいただけた。

 

8.       民主党の公共事業の箇所付け発表・・その馬鹿さ加減21日配信・・・民主党津村氏の高邁な「政治主導」論の結果がこの「箇所付け発表」と判り、多くの人が「結局、選挙かよ」と怒った。

 

9.       片山虎之助氏の収支報告書に関して・・・やはり感じる不自然さ616日配信・・参議院選挙の直前だけに大きな関心を呼んだ。私的には依然として疑問のままである。

 

10.    県議引退のご挨拶をさせていただきます729日配信・・・引退発表から半年間、多くの方からお叱りとご心配の言葉をいただいた。ご厚情に感謝し、来春の任期一杯、議員として全力を尽くす覚悟を表明し、本年最後の「いのしし日記」とさせていただく。

 

 「冬来たりなば 春遠からじ」・・よいお年をお迎えください。


書道会のリーダーだった小野桂華先生が他界された。86歳とのこと。訃報を聞き、21日のお通夜に駆けつけた。10年前くらいの写真だろうか・・遺影のなかの凛としたお顔は、「まだまだ死にたくないの。何とかしてよ」と、先生が時々見せた無邪気で我が儘なそれだった。

 

 書道とは全く無縁な私だが、以前から知己を得て、時々ご自宅にお伺いして、政治談議を交わさせていただいた。入院されて以来、何度か病床の横でお話をさせていただいた。司馬遼太郎作品が大好きで、いつもその話になった。私が、司馬遼太郎の明治時代論に批判的なのを知っていたのか「いろいろ問題があるらしいが、司馬の作品は美しく楽しい」と熱く語っておられたのを思い出す。

 

 3歳で小児麻痺、20歳の時、父親を原爆で失う・・親族の方の挨拶でも紹介されていたが、小野先生はその現実に眼を背けることなく、まっすぐに生きた人だった。いや、私は「戦い続けた女性」だと言うのがふさわしいと思う。

 

 体力の限りを尽くして書いた遺作のテーマは「原爆」とのこと。

そこで、小野先生が若き時代の原爆をテーマにした詩を紹介し、小野先生とお別れをすることにする。

 

苦しみて自らむしりし爪と皮膚 残したる死をまじまじと見き

 

 灰となり砂利となりたる父の遺骨 見たる怒りを何に祈らむ   

 

「歌集・夜の雨」より。合掌


今議会には、TPP,尖閣、北朝鮮、「北方領土」、危機管理・・など国政問題・国際問題の意見書が提出され、議論になった。

 

「仙石長官の発言への抗議」など国会での応酬のさや当てのようなものもあるが、民主党の外交姿勢への国民の不安を反映したものとも言える。「TPP」問題に見られるようにこれまでの自民党以上にアメリカや財界の意向にシフトしている反面、中国、北朝鮮、ロシアへの対応は、外交チャンネルが全くないとしか考えられない拙劣さである。

 

 一方、自民党がその弱点をついて、「これでもか」と軍事的な対応をエスカレートしているのも危惧される。我が党は尖閣でも「北方領土」でも、江戸時代にまで遡った歴史的経緯を踏まえて正当な根拠と論理でもって外交の力で問題の解決を主張している。

 

 「紛争の解決には武力は行使しない」・・北東アジアの不安定さが増しているからこそ、この憲法9条の精神でこそ対応すべきだと訴えたい。


20日は、11月定例県議会の閉会日。日本共産党県議団を代表して、いくつかの案件に関して討論を行った。全体に関しては、ホームページに掲載しているのでご覧いただきたい。

 

その中で、本会議での「初披露」となるのが、民主党が提出している「議会基本条例」に関する態見解である。

もちろん、我が会派として「議会基本条例」に反対しているわけではないのだが、そのアドバルーンのもとで肝心なことが曖昧になっていないか・・というのが私の意見なのである。本会議では、二つ指摘した。

 

 一つは、「議会基本条例」の精神である「地方自治体の2元代表制のもとでの議会の役割」に関して、岡山県議会では全く議論されていない。それだけでなく、条例に賛成する会派の中でも、「2元代表制のあるべき姿」の議論に隔たりがあるのが実際なのである。まずその議論をしようというのが、私の提案である。

 

 もう一つは、「何のための議会基本条例か」という問題だ。当然のこととして、「条例制定」が自己目的ではなく、問題は、住民の意見を反映し、住民に信頼される議会を目指すための諸課題をキチンと解決することが何よりも肝心である。

 岡山県議会には、議会の諸課題として、従来からの「一問一答制」「予算委員会」など懸案の課題があり、さらに「政務調査費の一円以上の領収書公表」「出県旅費の整理・廃止」などの課題が未解決のままですある。こうした問題を具体的に解決すること抜きに、基本条例の制定を急いでも、それは無意味という他ならないのではないか。

 

有権者のなかで、議会に対する批判はかつてなく強く大きい。大切なことは、それを正面から受け止め、現実の課題を一つ一つ解決して、県民の信頼を回復することではないだろうか。県民が求めているのは、アドバルーンではないはずだ。

(「反対討論」は「政策・見解」に掲載http://takeda.m-cast.jp/index.html


昨日、かの有名な旭山動物園前園長の小菅正夫さんの講演を聞く機会を得た。岡山協立病院の創立50周年記念講演である。

小菅さんは、ホッキョクグマやアザラシや像の出産と子育ての例を挙げながら、「動物も人間も子育ての力は本能ではなく、学習によって得られるものだ」と話されていたが、全く同感だった。

 

動物園のホッキョクグマは生まれてすぐの自分の子どもを噛み殺したという。ホッキョクグマの出産・子育てには雪で造った「暗くて狭くて暖かい部屋」が適していたのである。広くて明るい部屋は母親に過剰なストレスを与えたらしい。

 

こうした研究ののち、日本で始めての繁殖に成功した例をはじめ、多くの動物の出産・子育ての例を紹介しながら、小菅さんは「いのちを育むことの大切さ」を語ってくれた。

 

小菅さんは言う。サルは生まれてすぐ、母親の乳房にしがみつくという。しかし、人間に近い「ヒト科」のオランウータンは、母親が抱きかかえなくては乳を吸えないという。そして、その母親の子育ての能力は、見よう見まねの「学習」によって身につくそうである。

 

問題は、人間の親たちが、その力を学ぶ場が保障されているかどうかである。「子育てへの社会的公的責任」とは、子どもを育てる力を社会全体で育てるということかもしれない。

話は変わるが、そうした社会的責任が求められる「子育て」に「市場原理」を持ち込む「新システム」なるものが民主党政権によって強行されようとしているが、とんでもない話である。

明日の県議会本会議では、その「新システムに反対する意見書」が議会の総意で決議される予定だが、民主党のメンバーだけその意見書に「反対」するらしい。


医師会報.jpgこの11月県議会、我々の論戦の機軸は、民主党政権がもたらす様々な害悪から県民の暮らしと産業を守ることにあったが、その点で、党派を超えた人々との共同がさらに広がったことが大きな特徴だった。

TPP問題に関する意見書は、JAの議会陳情を受けてのもので、先般のJAとの懇談の内容をしっかり受け止めて議論させてもらった。民主党を含む「全会一致での採択」となったことは事態の深刻さを反映したものだといえる。

 

医療ツーリズムに関する議論も、721日の岡山県医師会と我が党との史上初めての懇談会が契機となり、その後、何度かの意見交換を経ての11月議会での議論である。知事も「医師会の意見は尊重する」という趣旨の答弁だったが、その意味は大きい。

 

 なお、7月の医師会との懇談会は、820日発行の「岡山県医師会報」において5ページに渡って大きく紹介されており、その見出しは「「医療崩壊阻止、皆保険死守で一致」である。双方の「基本目標の一致」の意味である。

 

 11月議会も明日閉会するが、来年度の予算編成に向け、さらにこうした共同の輪を広げて奮闘したいと思っている。


14日、県議会に立ち上げた「がん対策推進岡山県議員連盟とがん患者会との意見交換会」が開催された。私も議連の副会長をしており、参加して勉強させていただいた。

 

 会合ではまず、岡山大学大学院医歯薬学総合研究科の松岡順治教授から「がんを超えて生きるための緩和医療」と題する講演があり、その後「あけぼの岡山」の宮本代表をはじめがん患者会の皆さんの声を聞かせていただいた。

 

 私が学んだ最大のポイントは、「がんになっても人間らしく生きる権利の保障」であり、そのための「社会システムの構築」である。松岡先生は「がん治療学」から「がん生存学」への発展を強調されていたが、全く同感である。

 

 民主党政権で鳴り物入りで予算化された子宮頸がんワクチン接種の予算化は確かに評価できるものだが、それはがん対策の一部にしか過ぎない。むしろ、それをもって「がん対策の民主党」を売り込んでいる民主党の政治家の軽薄さにあきれているほどである。

 

 早期発見のための検診率の向上、治療を受けている患者とその家族のための支援、治療は成功したが再発の恐怖と共存して暮している人への支援・・岡山市では当事者である崎本市議らの努力で、議員発議の「がん対策条例」が制定されるとのこと。

 

 岡山県議会でも、超党派の議連で真剣な取り組みを進めていきたいと思っている。


13日の総務委員会、11月議会に提出されている議案、請願・陳情、意見書案などが審議された。それらへのわが会派の対応は、最終日の20日に討論を予定しているので、その場で紹介したい。

 

 問題は、私学助成に関する請願を自民、民主の両会派が「不採択」にしたことである。今年度から」国の高校無償化制度の関係で私学にも「就学支援金」が支給され、保護者の負担は軽くなったのは確かだが、それでも年間15万円以上の負担が残り、経済的な理由により中途退学せざるをえない生徒もいる。

 

 請願はその点での「私学助成の増額」を求めたもので、2本の請願に合計17万人の署名が添えられている。その声に耳を傾ける気持ちがほんの少しでもあれば「不採択」という態度にはならないと思う。

 冷たい、余りにも冷たい態度ではないか。


「はやぶさ」「あかつき」と話題が続き、別に「科学付いている」訳でもないのだが、「サイエンスな女性たち Part Ⅲ」のタイトルに惹かれて、11日の土曜日理科大学まで足を運んだ。

 

正式名称は「女性科学技術者講演会2010 -おかやま発 サイエンスな女性たち Part Ⅲ」。主催は岡山大学や岡山理科大学が連携する「科学Tryアングル岡山」主催)。現在、岡山の第一線で活躍している若い女性科学者たちから理工系分野の魅力等を学び、理系をめざす女子高校生に役立てていこうというのが趣旨らしい。

会場には、県下の各高校の理系の女子を中心とする生徒や岡山理科大学の女子を中心とする大学生が席を連ねていた。

 

時間の関係で、二人の講師のうち、岡山天文博物館館長粟野諭美先生の講演しか聴けなかったが、粟野先生は「星空に導かれて ~理系として天文の道へ進むということ~」と題して魅力的な話をされた。

粟野先生は子どもの頃、「星の王子様」「銀河鉄道999」など宇宙を描いた本と出合い、天文の道を志したという。小学生と時の「プラネタリウム」に感激し、秘かに宇宙飛行士の夢も抱いたという。聞き入っていた若い学生・生徒たちもさぞかしサイエンスへの夢をかきたてられたに違いない。

 

なお、この企画は、文科省の「大学教育充実のための戦略的大学連携支援プログラム」事業の予算で行われており、主催者である理科大の先生が、「民主党政権の事業仕分けで、この事業も仕分けされようとしている。抗議の意思を示したい」と仰っていたことも付け加えておきたい。


来年春は一斉地方選挙である。県議会議員選挙が行われ、さらに政令市となって初の岡山市議選が行われる。岡山市の県議選も政令市の四つの行政区単位で行われる。

 

 民主党政権の下での地方政治のあり方を問う選挙であると同時に、次の国政選挙の足場を固める大事な選挙であり、各党とも全力投球である。

 

 我が党も、国政選挙の雪辱を期して全力を挙げている。その意気込みの元、新春早々の110日(月・祭日)に党の最高幹部である市田書記局長を迎えて大演説会を開催する。外交、内政、財源論・・日本共産党の考えを縦横無尽に語ってくれることは間違いない。ぜひ奮ってご参加を。

 

 110日(月・祭日)午後2時から 岡山市民会館にて。

 


7日の赤坂県議に続いて、10日は森脇県議の一般質問。国保、生活保護行政をはじめ深刻な生活苦から県民の暮らしを守る問題、住宅リフォーム助成など景気対策の課題、地球温暖化ガスの排出削減問題など重要な課題について知事ならびに県当局の姿勢を質した。

 

 落ち着いた粘りのある質問戦で、住宅リフォーム問題でも地球温暖化ガス排出削減問題でも、再質問、再々質問では様々な角度から質問を出し、知事も「全否定」出来ず「今後の検討」に持ち込んでいる。

 

 私の引退の後は、森脇県議が団の中心となって当局や他会派との折衝に当たる。今回の論戦で見せた中々の貫禄に多くの人が期待している。

(森脇質問は「政策見解」に掲載http://takeda.m-cast.jp/index.html


毎年11月の末に、西大寺の向洲にある西大寺武道館(西大寺剣道場)において、「近成旗・塩見旗争奪 西大寺地区少年剣道練成大会」が開会される。少年剣士たちの凛とした姿を見るのが楽しみで、毎年出向いている。

 

この大会は、西大寺剣道連盟の生みの親である近成先生・塩見先生の功績と遺徳を偲んで開催されているもので、今年で31回を数える伝統ある大会である。この道場は、多くの優秀な剣士を輩出していることで有名で、国体の上位入賞者にこの道場の出身者が名を連ねることも多いと聞く。

 

大会会長の河本さんに「世界剣道選手権大会を3年に一度開催しているにもかかわらず、なぜ剣道はオリンピック種目にないのですか」と聞くと、「オリンピック種目になって、メダル争いが主流になると剣道本来の精神が失われるから」とのことだった。

 

 そういえば大会名誉会長の石原先生(剣道では最高位の範士九段)が挨拶で仰っていたことを思い出した。石原先生曰く・・

・・・打って勝つのは当然、要は勝って打つこと、大切なことは、気位で勝つこと。逆に、やってはならないのは、騙して打つこと・・・ 剣道場 HP用.jpg


宇宙航空研究開発機構(JAXA)は8日、金星探査機あかつき」が金星周回軌道への投入に失敗したと発表した。「重力のある惑星に(探査機を)投入するのは難しかった」としている。「はやぶさ」の例とは異なる実験であり、その困難さは格別のものだと思う。

 

「あかつき」は、今後軌道を修正すれば201612月~2017年1月の間に2回、再投入の機会が訪れるという。

「はやぶさ」も地球帰還は3年経過したが、それは地球とイトカワの軌道の関係で、そのタイミングしかなかったのである。おそらく「あかつき」も軌道の関係で6年後しかタイミングがないのだろう。

 

文部科学省がさっそく、その原因究明をする旨を発表しているが、性急な結論は出さないで欲しい。失敗した後の成功事例のほうが、「実験の成果」は大きい。私は6年後に期待している。科学技術とはそういうものだと思う。

 


7日、我が会派の赤坂県議が、緊急雇対策用問題、障害者の医療費助成問題、教員の長時間労働、教員の非正規化問題、男女共同参画問題などについて質問した。

その中で、農林漁業の振興に関してはTPP問題、米価の下落問題、都市的農業から漁業振興まで取り上げ、傍聴に来ていた農家や漁師の方からも、そのきめ細かい質問に共感の声が広がっていた。

 

TPP問題については、全国町村会がこぞって「断固反対」の意見を上げている中、知事は提案説明と同様の姿勢を示した。「TPPに参加するためには国民のコンセンサス抜きには駄目」という意味で、積極的に評価したい。

米価の問題では、ペットボトルに米を詰めて壇上で紹介。このペットボトルに詰めたお米が137円、それがこの夏の高温障害で規格外になり35円に落ち込んでいる。赤坂県議は、ペットボトルの水の値段にもならない米価の現状を訴えて、国・県の支援を呼びかけた。

 

民主党政権は、「戸別所得補償があるので、米価対策はしない」の態度を変えてはいない。その戸別所得補償があることが理由で米価が下がっているのである。米価の下落と農家の苦悩は、異常気象と民主党政権のダブルパンチによるものである。

(赤坂質問は「政策見解」に掲載http://takeda.m 米.JPGcast.jp/index.html


来春の県議会議員選挙に倉敷市・早島町選挙区から「日本共産党の二人目の県議」として挑戦する須増伸子さんの事務所開きが、5日行われ350人を超す支持者で必勝を誓った。

 

 参加者の感動を呼んだのは、3人の無所属の町議さんが応援に立ち、「合併をしないで自立の町をめざしている小さな自治体・早島町から県議会に大きな志で挑戦して欲しい」と呼びかけられたことだった。

 

 私は、岡山県の共産党と地方議員団を代表して、「須増伸子ぜひ県議会に」と訴え、最後にこう決意表明した。「来春の県議選で、私たちは三つの挑戦をする。その一つは、4名以上の議席を確保し、正式会派に挑戦すること。二つ目は、政令市初の選挙である岡山市で4人区の中区、3人区の東区で議席に挑戦すること。そして14人区の倉敷市・早島町選挙区で複数議席に挑戦すること・・。

 

 若い後継者を県議会に送るため、全力を挙げる決意である。 須増.jpg


12月議会の代表質問において、民主党県議が「TPP問題」に全く触れなかった。民主党は県議会で「自らの政策の大義」を語るべきではないのか。世論を二分する重大問題での「無言」は、政権党として、県民と県議会への「背信」である。

さらに納得がいかないのは、民主党県連が「国への来年度の予算要求」の「重点項目」としてまとめた内容である。

 

 5項目あり、第1が「特定重要港湾水島港の整備」、第2が「地域再生基盤強化交付金」の廃止に伴う代替財源の確保、第3が「国道2号線玉島笠岡道路の笠岡バイパス」の整備促進、第4が「地域高規格道路・空港津山道路の早期整備」、第5が「国道180号関連道路の整備促進」である。

 

 見事に全てが「コンクリート」関連である。岡山県庁にとっては土木部関連の事業だけである。民主党政権が、「米軍への思いやり予算」を「政策コンテスト」のトップに上げたのと同様、「狂っている」としか言いようがない。

 

「社会保障や教育関係は制度的なものなので、地方からが上げなくてよいとなっているのかもしれない」と善意に推測しても、やはりおかしい。岡山県北東の医療過疎問題や、長島のハンセン療養所の将来構想など、「岡山ローカル」なテーマは多いし、太陽光発電など岡山県が精力的に取り組んでいる「新エネルギーの岡山モデル」への支援も切実な課題ではないのか。

 

 そんなことは全く意に介さないようなこの重点項目・・・この党の国会議員たちが、来年度の予算の通過時点で、「野党より一秒でも早く」と関係市町村に「予算がつきました」と嬉々として電話する姿が目に浮かぶ。「コンクリートから人へ」と絶叫して「政権交代」を果たしただけに、今では、この政権「存在そのもの」が国民にとって「裏切り」だと思うがいかがか。


12月議会の代表質問が終わった。「4人以上」が正式会派なので、3人の我が会派は代表質問権がなく、今週からの一般質問が我々の本会議論戦の場となる。

 年4回の議会で、「3人で5回」の質問の機会があり、今回は、赤坂県議と森脇県議の二人が登壇する。

 

 我が党はいま、「県民要求アンケート」に取り組んでおり、岡山市と倉敷市・早島町では2000人を超すアンケートが寄せられている。これまでは「明日の不安」を訴える声が多かったが、今回は「今の厳しさと不安」を訴える声が多く、事態の深刻さが伝わってくる。

 また、議会そのものへの批判も多く寄せられており、我々の背筋もシャンとせねばと思う。

 

 そうした声を受け止めての二人の質問である。乞うご期待。

赤坂県議は7日(火)の1030分頃から、森脇県議は10日(金)の御前11時過ぎからの予定。

プラネタリウムのある県立児童会館が、今年度末を持って「県立としては閉鎖」の予定であり、それに対して多くの「存続要望」の世論が広がっていることはご存知の通りである。

そうした「存続要望運動」のシンボルとして、小惑星探査機「はやぶさ」の映像記録のプラネタリウム上映会が開催され、大勢の参加者で賑わったことも、この「いのしし日記」で紹介したし、この「上映会」の成功が、大きなインパクトになったことも疑いない。

 

この児童会館存続問題に関して、知事は提案説明のなかで「耐震診断によれば、耐震工事を実施すれば使用は可能。今後、隣接する生涯学習センターとの一体的な活用などについて検討を進める」と指摘している。存続への「希望の一歩」が開けたといっても言い過ぎではない。

知事のこの提案説明を聞いた際、私は思わず「『はやぶさ』よ、県政までも動かしてくれたのか」と心の中で叫んだ。

 

「はやぶさ」が我々に教えてくれているのは、「宇宙のロマン」だけではない。それは、「勇敢に挑戦すること」「どんな壁にぶつかっても簡単にあきらめてはならないこと」、そして「最後まで責任を持って自分の仕事を全うすること」である。

 

 児童館存続へ・・県当局も含めて関係者の粘り強い努力に敬意を表したい。

 


縮小私学陳情.jpg1129日、11月定例県議会が開会された。景気対策をはじめ緊急切実な課題について、熱心な議論を期待している。

 同時に、今回は、民主党政権による「一括交付金問題」や「TPP問題」など国政上の重要な問題も議論になることは間違いない。

 

 TPP問題に関しては、知事は提案説明のなかで「TPP参加によって貿易・投資環境の整備や諸外国との交流拡大を図るという方向性は理解するものの、関税の原則鉄扉による農業への深刻な影響や、海外からの人の移動の自由化による雇用への影響など、国民生活の幅広い分野への影響を懸念する」として、TPPへの参加は「議論を尽くし決定すべき」と述べている。

 

 この表現は、重要な点を含んでいる。単に農業だけでなく「国民生活全体への影響への懸念の表明」という点でも、「議論を尽くさず参加を決めることへの懸念の表明」を含んでいる点でも重要な指摘だと評価している。

 今議会には、JA中央会からも、また農民連からも、それぞれ「TPPへの参加反対」の強い陳情書が出されている。わが党も「日本の国のあり方」の問題として突っ込んだ議論をするつもりである。

 

そうした中、政権与党の民主党県議団が、どういう態度を示すのか、本会議場でその「正当性」を示すのか、それとも、今まで同様無責任な「沈思黙考」を決め込むのか・・注目の論戦が始まる。


このアーカイブについて

このページには、2010年12月に書かれたブログ記事が新しい順に公開されています。

前のアーカイブは2010年11月です。

次のアーカイブは2011年1月です。

最近のコンテンツはインデックスページで見られます。過去に書かれたものはアーカイブのページで見られます。