2011年4月アーカイブ

これが20年の県議生活最後の「いのしし日記」となります。議員の2期目の後半くらいから発信を始め、約14年間で900号となりました。私はこの「いのしし日記」を通じて、現場の生の声を届ける役割や、「みんな右へ倣えでよいのか」と権力者のゆがみを正す役割を果たそうと自分なりに努力してきたつもりです。約900号を振り返ってみて、少しでも役だてたと自負しているところです。

ご支援をいただいた皆さんに心からお礼を申し上げる次第です。

 

5月からは、日本共産党岡山県委員会(岡山市中区新京橋)の副委員長としての党務を中心に、バッヂは外しても、政治家として公約してきたことや、お世話になった方々との約束を一つ一つ果たしていきたいと思っています。

 

もちろん「メルマガ・いのしし日記」と「武田英夫・ホームページ」はニューバージョンで連休明けから再開する予定です。「工事中」のままの再開になるかと思いますが、いっそうのご愛顧をお願いするものです。

 

最後に、私の好きな句を紹介して終わりにさせていただきます。これは「子育て・教育相談ネットワーク」の難波一夫先生が、以前私に送ってくれた良寛の句です。

 

裏をみせ  表をみせて  散る紅葉      良寛

 

(写真は、粟倉の若杉原生林。今でも、雪が残っていましたが、雪解け水が流れる大きな音が春の訪れを教えていました) 縮小.jpg


 21日、「総務委員会委員による東日本大震災への県の対応状況調査」の会議が開催された。私にとっては、総務委員会室に入る最後の機会である。

 

 県からは、「東日本大震災への県の対応状況」が詳細に報告された。参加の各委員からは、それぞれ真剣な質問や意見が出された。

 

実際の議論は改選された議会の権限なので、私は次のような意見を述べ、今後の対策を求めた。

 

(東日本の救援)

 被災地の情報を県としても適時把握して、県民に提供し、「「支援のミスマッチ」を防ぐこと。

 被災者5000人の受け入れ状況を公表し、県民全体の取り組みにすること。

 

(原発)

 岡山県の地域防災計画の対象に、人形峠だけでなく、島根原発も対象にすること。

学校教育現場での「原発安全教育」の実態を調査し、直ちに見直すこと。

 

(岡山の福祉防災の街づくり)

 地域防災計画の見直しを急ぐこと。その際、岡山県の「現状」を県民共通の認識にして対策を講じること。

 「現状」認識では、例えば「岡山県の地震観測回数は全国17位」「東北大地震の際にも、県南より県北の方がゆれが強かったこと」「干拓面積は東京湾、大阪湾に比べ岡山県は2倍の面積があり、液状化の危険は全国でも高いこと」「県立学校の耐震化は全国40位であること」「人口10万人当たりの消防吏員数は全国30位であること」・・・

 

 この遅れた危険な実態を県民共通の認識にしてこそ、県民運動として災害対策が進むのだと思う。

 

 そして最後に、財源問題の議論を欠かさないように要望し、発言を終えた次第である。

(写真は浦安市の飛び出たマンホール 高洲中央公園(縮小).jpg


浦安駅を降りて、駅前広場を見渡す。何かめまいがする光景である。デパートから歩道、歩道から車道・・それぞれの境が20センチほどずれ落ちている・・・しかしそれだけではない。タクシーの運転手さんに聞いて初めて「めまい」の原因が判ったデパートから車道へ街全体が1メートルほどずれ落ちており、斜めになっているのである。

 

19日、森脇県議、氏平新県議、そして東区で大健闘した石村さんの4人で、千葉県浦安市に「地震による液状化」の調査に出かけ、テレビや新聞で報道されている7箇所の液状化による崩落現場全てを見て回った。

 

私の背丈と同じくらい盛り上がったマンホール、崩壊した消防署や交番・・液状化被害の被害を目の辺りにして恐怖感が走った。

 

私が一番注目したのは、倒れ掛かった境川の護岸である。決して津波が来たわけではない。液状化で堤防が倒れ掛かっているのである。

 

以前から指摘しているように、南海道地震の場合、岡山への津波の到達は150分・・冷静に避難する訓練をしておれば、「いのちの救出」は何とか可能といえる。問題は、堤防が液状化によって崩壊し、その後に津波が流れ込んでくる可能性である。

このケースは、専門家の間では「津波水害」というネーミングで研究が行われているとのこと。

 

液状化対策の視野と課題をあらためて感じた次第である。

(写真は 境川堤防.jpg境川堤防


地元の小学校の学童保育「けやきっ子クラブ」の卒所式と入所式に参加しながら、ふと気づいた。

 

 東日本の大地震が起きた午後3時前、小学校低学年の子どもたちの多くは学童保育所にいたのである。ところがどうだろうか。全国共通して学童保育所はプレハブである。一瞬のうちに壊れてしまうに違いない。

 

 岡山県の学校の耐震化は全国40位と遅れているが、学童保育所は「遅れ」というものではなく、全く手がついていない。

 

 様々な角度から「防災都市岡山」を総点検する必要がある。 学童.jpg


投票日の翌日から石村とも子さんとあいさつ回りの連続。そろそろ慢性的な睡眠不足と倦怠感に襲われている。しかし、東日本の被災者の皆さんの声を聞くと踏ん張りが出てくる。

 

選挙前の「429日の県議の任期一杯その務めを果たす」との約束を果たすため、19日には県議団として千葉県浦安市に「震災による液状化被害」の現地調査に、そして、21日は総務委員会メンバーで「東日本大震災への県の対応状況の調査課意」を開催する運びにたった。

 

この間の県の対応を評価しながら、様々な角度から議論したいと思っている。


 

 福島原発事故レベル7・・「地獄の神様」が「安全神話」亡者の東京電力や原子力安全保安院をあざ笑うように、事故レベルは拡大している。標記の川柳はある全国紙の川柳欄に出ていたものである。

 

 被災地では、放射能の恐怖が広がるなか、関係者の必死の救援活動が繰り広げられている。岡山協立病院などが組織する岡山県民主医療機関連合会も、この間数次にわたる医療チームを派遣している。

 

 選挙が終わり、その「現地レポート」に目を通した。そのリアルさから現地の状況を想像できる。以下、そのレポートの一部を紹介する。

 

電池が手に入らないので、携帯充電用に沢山持参したほうがいいと思います。一応コンセントはありますが、限りがあります

 

避難所訪問の際のカルテ記載の時に赤色ボールペンを使うので、黒と赤のボール
ペンが必要です。無くすと困るので何本かもっていくのがいいと思います。
 
避難所訪問の際に使用する血圧計やパルスオキシメータなどは病院からの貸し出
しもありますが数に限りがあるので、各自持参したものを使用する方がいいよう
です。
 
避難所では、医療相談だけでなく、足浴や体操もしていました。仮設トイレの
掃除をしたチームもあり、大変喜ばれたそうです。子ども達とサッカーをした
チームもありました。風邪で発熱していても、日中は被災した家屋の片付けな
どの作業で安静にできない人や、お金や足がないからと受診を控えている人も
いるようです。避難所に言った小児科医の先生がおっしゃっていましたが、小児
の急性ストレス障害が多いそうで、フラッシュバックや小さな地震でも異常に
怖がるなどの症状が見られているそうです。
 
足浴は好評でした。 昨日は肺炎疑いの小児、喘息発作の高齢者女性を病院に
送りました。風邪の人が相変わらず多いですが、肺炎になっている人や心不全やCOPPDの増悪も増えています。お風呂にはいれないのでアトピーなどの皮膚病を悪化させている人が多いです。
 
 
被災者の声)私達は他人の幸せや喜びを妬むほど落ちぶれてはいない。
皆さんどうぞ我慢せず楽しい時は笑い嬉しい時には喜んで下さい。私達も一日も早く皆さんに追いつきます。・・逆に元気付けられました。
 
被災地に来る前は何か出来ることはないか?その思いが強かった。来てみてそ
れは、驕りだったと。安否確認・足浴・炊飯・復興作業。いつも『ありがとう』と
言われ気付かされたつながることの意味。連帯の大切さ、人間賛歌を教えてく
れた。感謝はこちらから。復興は物心支え合う仲間と共に進めましょう。
その先頭に。
 
 
 

 

 

 


昨夜はほとんど寝ないまま、今朝から石村さんと宣伝カーを走らせている。

昨日の投票の結果は、東区で後継者にバトンタッチ出来なかっただけでなく、「倉敷での共倒れ」など県議団にとって厳しい結果となった。私の責任は大きく、各方面からご批判をいただき、総括したい。

 

 しかし、率直に言わせて貰うと、東区の実感としては、いまだに県議は負けた気がしない。自民候補と競り合っていた感触は持っていたし、勝てるとも思っていた。

しかしなぜ3000票以上の大差がついたのか・・・今朝から西大寺を回っていると、多くの人からも同様の疑問が出される。

 

ここに一つ、ある数字を紹介しておきたい。

公明党の市議の得票は8000票。公明党は県議に立候補していない。県議の無効票は1500票なので、6500人の公明票が、他党の候補者の名前を書いたことになる。

 

「公明票」には「浮動票」は少ない。

 

公明市議に投票した6500人の人が、誰に投票したのか。何の意図なのか。公明党に書いてもらって当選した人は何を約束したのか。

 

県議20年の5回の当選証書授与式の会場で、何人かの自民党県議は、公明党の幹部に平身低頭する姿を見てきた。私はいつもその光景に吐き気がする思いをしてきた。

 

 公明票に支えられた自民党・・その「堕落」が政権交代の大きな要因であったことを指摘しておきたい。


 岡山市南区の民主党公認の新人候補が、「公認取り下げ」を発表した。理由は恥ずかしくて人前では話せないものとのことだし、「内部の権力闘争」も要因の一つという。

 

 その点は選挙後の「いのしし日記」に譲るとして、「政治家」の一員として言いたいことが二つある。

 その1。「公認」は政党にとっても、政治家にとっても「いのち」のように大切なものである。それを選挙の途中に覆すとは、政党も政治家もどちらも「失格」といえる。

 「政権党なら4人区で二人出すのは当然」と公言した「公約」は何処に言ったのか。そのことを信じて「民主党公認候補」に期日前投票した有権者への「詐欺行為」をどう償うのか。「一般の商取引」なら「期日前投票したその票を返してくれ」という権利が生じてもおかしくないのである。

 

 その2。もっとひどい話がある。民主党公認候補のほとんどが、「民主党公認」を語っていないことである。私に言わせればこれは「取り下げ」以上の「詐欺」と言える。「看板」を取り外すのではなく、「看板」を隠しているからである。

ましてや、「選挙に不利」という理由で、自らの政党の大義を語れない政治家は、この大震災の国難に立ち向かう資格がないと私は断言する。

 

以上、この選挙期間で一番腹立たしい「事件」なので、記しておく。


被災地の岩手、宮城、福島の県議には、青年運動時代からの友人も多い。大変ね状況を推察して電話もしていないが、ホームページでその活動振りは見さしてもらっている。

 「さすが」という活動振りには、頭が下がる思いだが、先日の宮城県議団の県知事への申し入れの内容には、敬服させられた。その決めの細かさは、現場を歩きぬいたものしか得られないものだろう。

 以下、紹介するが、申し入れの内容から、現地の悲惨さが伝わってくる。

 

1、遺体の火葬・埋葬に伴う運送費などを火葬費や柩代などと同じく災害救助法による支援対象にすること。交付手続きをただちに明確化し、災害救助法による援助制度の周知に努めること。

2、避難生活が長引いている現状を考慮して避難所の衛生の保持、プライバシー確保、女性や障害者への配慮、生活の質を改善するため、災害救助の実務によるチェックシートをつくって県内の避難所を総点検すること。
とくに避難所の責任者を明確にすること、保健師が避難所を巡回して助言すること、施設内を清潔に保つための賃金職員の雇い上げ等を行い、感染症の防止につとめること。

3、運転免許証の再交付手数料など、県の手数料・使用料については被災者には免除を原則にし、早急に対応方針を公表すること。

4、気仙沼地域や石巻地域などを中心に医療機関のベッドが依然として不足しているので、公的病院の休止中の空きベッドを療養病床と後方支援に活用するよう直ちに検討すること。必要な医療スタッフについて、全国支援を求めること。

5、福祉避難所の実態を把握して拡充し、必要なスタッフを行政の責任で確保すること。

6、障害者に福祉サービスを提供している社会福祉法人やNPO等の事業継続と職員の雇用維持のため、大震災と大津波により利用者が減って3月に減収になった事業者に対して県の責任で減収分を補償し、国にその補てん措置を求めること。

7、宮城県に寄せられている義援金の情報を日々明らかにするとともに、福島県の事例を参考にして被災した県民のための活用を急ぎ、直ちに第一次分の配分を行うこと。

8、市町村の社会福祉協議会が窓口になっている緊急小口融資制度の活用を促すために、人員が不足している沿岸部の市町に対して、県の責任で人員を配置すること。

9、自治体職員に疲労が蓄積している現状と災害対応が長期化することを教慮して、県職員ならびに県職員OBの活用を進めるとともに、全国支援を要請して、住民のニーズに対応している市町村の体制強化を進めること。

10、仮設住宅を待ちわびている被災者のために、仮設住宅の建設計画と入居予定を市町村ごとに明らかにすること。不動産協会に協力要請を行い、約14万戸あるとされる民間の空き家・空き室を活用する計画を直ちに具体化し、その情報を被災者にわかるように公表すること。
 行政の責任で行う借り上げを待ちきれずに、自分で民間住宅を探して入居する被災者に、災害救助法に基づく月6万円の家賃補助を行うこと。

 県の職員宿舎の活用計画を具体化すること。国立の職員宿舎、NTTや郵政の宿舎など、公的機関が関与している住宅の空き室を把握して、関係機関にその活用を具体化するための協議を申し入れること。

11、物流が震災前の状態まで回復していない実情を踏まえて、岩沼市の臨空工業団地での電気の復旧を急ぐなど、民間の物流拠点の再建に務めること。

12、気仙沼向洋高校、石巻水産高校、宮城農業高校を廃校にする方針については、「現状の校舎を活用して再建できるのではないか」とする声があることを考慮して、学校現場と関係者の意見に十分に耳を傾けて最終的な判断を下すこと。

13、大気中の放射線、水道水、土壌、農産物、生乳、畜産物、海水、海産物の放射能を系統的にモニタリングする体制を県の責任で構築すること。
測定地点、サンプリングの場所、測定方法、放射能値と核種などを系統的に情報公開して、県民の健康を守る責任を果たすとともに、風評被害等の防止にも役立つ万全の対応をとること。

14、総務省が、災害救助法が適用された県と市町村の財政を保障するため、普通交付税の4月分と6月分を繰り上げて概算交付する措置をとったが、甚大な被害を出している女川町が除外された。不交付団体であることを理由にした機械的な対応を改めて、未曽有の災害に苦しむ住民の支援や復旧にあたっている女川町を財政的に支えるために特例的な措置をとるよう、総務省に要請すること。

15、解雇が大量に発生している事態に鑑みて、雇用保険の財政を雇用継続のために活用するよう、県内の各事業所に強力な行政指導を行うこと。

16、大震災と大津波により損害を受けた住宅・不動産や事業用機材・資産などに関わる借入金については、いったん凍結し、将来は関東大震災の時のように棒引きにするよう国に要請すること。宮城県に本店を置く金融機関に対して、県として被災者への配慮を要請すること  以上


「俺たちは戦争は知らないけど、震災を知ってしまったんだ。どうすればよいのか考えよう」・・・・ジャニーズ事務所の若いタレントの発言である。

 

 今回の大震災が、戦争と同じくらいの国難であると、敏感に感じ取っている若い感性に感動した。

 さらに思う。戦争が「天災」でないように、今回の震災・・とりわけ「原発事故」は、「人災」という表現では収まらない「政治災害」と言える。

 

 「政治災害」に最も有効な力は「政治の力」である。「国難に立ち向かう勇気と力量を持った政治家」を選ぶ選挙が明後日投票日を迎える。

 有権者の真剣な意思決定を期待して、最緒まで戦い抜きたい。 個人演説会.jpg


「武田の議席」考

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 9日間の選挙戦も折り返しが過ぎ、いよいよ終盤に入る。初日か後継者の応援のため、マイクの握りっぱなしで、東区を駆け回っている。

 その中で、多くの方々から党派を超えて「人は代わっても武田の議席を守れ」と励ましをいただいている。

 

 「武田の議席とは何か」とお聞きすると、「筋の通った議席だ」と言われる。確かに「20年間貫いたものは何か」と聞かれると、自分でも「ぶれなかったこと」と答えている。

 

 実際、議会で知事や執行部の政策を一番評価したのは「武田」だと思うし、仮借なく批判したのも私だと思う。私は評価する際には、その根拠を述べたし、批判する際にもその根拠を述べてきた。

 

 「お世辞」と「嫌味」が交互する発言が多い中、正論を述べて戦い抜いた20年は自分でも誇りに思う。

 その「武田の議席」をバトンタッチするために、最後まで声の限り訴え続けたいと思う。


震災を目の当たりにして、いま自治体のあり方が問われていると思う。選挙では、この「自治体のあり方論」「議会のあり方論」を正面から訴えている。

下記の文章は、3(日曜日)に、我が党の市田書記局長が倉敷で行った演説の中の、関連する部分である。我が党の基本的見地を示しているので、下記に掲載する。

 

「こんどの大震災を目の当たりにして、自治体のあり方が改めて問われています。災害から住民の命を守るためには学校や公共施設や住宅の耐震化などハード面が大切なことは、いうまでもありません。同時に日常普段から医療や介護や福祉や子育て支援などの強い基盤があってこそ、いざというときに大きな力を発揮します。これまでのように公立病院を閉鎖して地域医療を崩壊させてしまう。保健所も半分に減らすし、福祉や介護も民間任せにする。強引な市町村合併を上から押し付けて、住民と役場を遠ざける。消防力まで無駄を削るんだといって消防職員の数を減らす。こんなことをしておいて災害から住民の命を守ることができるでしょうか」


東京電力では福島原発2号機の海に面したピットから高濃度の放射性物質で汚染された水が海へ流出するのを止めるため、水を粘液状に固める作業を行っている。

その効果的な対策として「高分子ポリマー」と「新聞紙」と「おがくず」を投入するという。

 

 「高分子ポリマー」とは「おむつ」に使っているものだから、結局、どこの家にもある「おむつ」と「新聞紙」が効果的ということなのである。

 結局、「科学の粋を集めた」と自慢する原発も、「おむつ」と「新聞紙」に頼るのだと思うと、うんざりするのは私だけではないと思う。

 これまでも、対策を講じてきたのは、現場の「下請け職員」の人海戦術と、消防職員らの「決死の注水作業」に支えられており、その上に「おむつ」と「新聞紙」なのである。

 

 冷やかしているのではない。結局、最も原始的で、最も常識的な作業が、最も効果的だということなのである。

 そして何よりも強調したいのは、「『未知の技術』である原子力には安全神話は通用しない」という「初歩的な常識」を、政府が持っていれば、こんな事態は招かなかったということなのである。


41日のマスコミ各紙に、菅総理の「原発増設は白紙」の見出しが躍った。このニュースは海外のメディアも大きく取り上げた。

 

 その記事にも紹介されているが、これは31日の我が党志位委員長との懇談で志位委員長が「14基もの無謀な原発増設計画はキッパリ中止すべきだ」との指摘に答えたもので、その後の菅・サルコジ(フランス大統領)共同記者会見で公表されたものである。

 

 原子力はそもそも「未完成で危険をはらむ危険な技術」であり、「安全神話」は根本が間違っている。しかも日本は「地震国」と言われる国である。そのことを理解しておれば、今回の事故は「想定内」であり、35年前からそのことを国会で指摘してきたわが党にとっては「国会で議論済み」の問題である。

 

 原発問題での各党の議論を聞いていると、民主も自民も未だこの「安全神話」を抜け出していない。政局では、「大連立」が話題になっているが、「安全神話」の「大連立」は危険極まりないと思う。 高島演説会.jpg


防災都市 岡山へ

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我々は今回の選挙を「救援・復興選挙」と位置づけている。その際、東日本の救援・復興問題を論じるとともに、郷土岡山の「防災都市づくり」についても議論している。

 

 その際、興味深いいくつかのデータを紹介し、検討を呼びかけているので、紹介しておきたい。

    岡山県の地震観測回数は平成22年で全国平均より高い17位であること

    岡山県の干拓地(ゼロメートル地帯)は東京や大阪の倍あること(東京湾116km、大阪湾12、岡山平野230)。千葉県浦安市のような液状化被害が大規模に起きる可能性があること

    津波の到着は2時間後であること。よく準備と訓練してお避難は可能であること

    昭和21年の南海道地震の際には、津波は観測されているが、津波被害の記録はないこと

    津波が来る前に、液状化で堤防が崩壊する可能性があること。言い換えれば、堤防が崩壊後津波が襲ってくる可能性があること

 

 これらはあくまで断片的なデータであり、それで全てを推し量ることは出来ないが、岡山の震災対策を考える上で、冷静な議論を求めていることを示していると思う。 石村カー.jpg


出陣式での訴え

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出陣式.jpg1日は、県議選挙の出陣式。東区の県議・市議候補の出陣式で私は党を代表して訴えた。昨日の「いのしし日記」で記した「救援復興選挙」の立場での訴えである。

 以下そのポイント部分だけ紹介したい。

 

私達日本共産党、あの東北の大震災以降、救援復興に全力を挙げて参りました。大事なことは、今度の救援復興にあたりまして、私ども日本共産党が提案をしたことが、少しずつではありますけれども、政治を動かしている、ということをみなさん方にご報告をしたいと思うのです。

1つは、例の原発問題です。原発問題で、一番の問題は何かと言いますと、本来原発を管理監督すべき保安院が、原発を推進する経済産業省の元にある、ということが一番問題なわけです。私どもそれをもっと誠実に、公正に原発をチェックできるものにしようという提案をしてきたわけですけれども、一昨日菅総理大臣が、原子力保安院を、経済産業省から外して中立的なものにしたい、という見解を表明されました。

もう1つは、この救援復興の財源に私どもは、民主党政権が予定をしている法人税の減税などやめるべきだ、2兆もあるわけですから。そういう大企業、ぼろ儲けをしている大企業の法人税の減税はやめるべきだ、と提案をしてきたわけです。ところが自民党や民主党は何も言わなかったんですけれども、大企業自身が、「もう法人税の減税は、今年は諦める」というふうに言い始めたわけで、この意味で言いますと、この救援復興問題で日本共産党の提案というものが現実に政治を動かしている、ということを確信を持ってみなさん方にお訴えをしたいと思います。

 

救援復興は、原発問題もあって、それこそ何ヶ月かかるか、何年かかるかわかりません。東日本と西日本が力を合わせてこの国の復興に取り組んでいく。日本共産党もその先頭に立って頑張りたいし、今度の選挙を、救援復興選挙と位置づけて全力を挙げたいと思います。是非ともその意味でも勝たせていただきたい。まず心からお願いをしたいと思います。よろしくお願いいたします。

 

さて、この岡山をどうするのかが大きな課題で、この後から、2人の候補者からお話がありますので、それはお二人に譲りたいと思いますが、この岡山でも私どもが先輩から話を聞いて忘れることができないのが、昭和21年の12月。南海道地震でこの岡山は、市の南部は南海地震で液状化、いわゆる横揺れで大変大きな被害が起きました。新聞などの報道を見ますと、死者が52人。負傷者が152人、家屋の全壊半壊合わせて3,546戸となっています。大変な被害があったわけです。この岡山でも関係ないことはありません。実は県がつい先日発表した資料を見ましても、地震の観測件数は、全国17位なんです。全国平均よりも高いんです、岡山県は。そういう意味でも安全安心の街づくりということを、我々真剣に考えて行かなくてはならないし、候補者2人はこのことを力いっぱいみなさん方にお訴えをしてがんばります。


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