大阪市長選挙の結果を受けて、橋下新市長が自分に反旗を翻した市の職員に「市役所を去れ」と発言したり、教育委員に「選挙結果を重く受け止めろ」と恫喝しているとのこと。
選挙中の争点は「『橋下独裁』か『民主主義』か」でしたが、さっそく「独裁者ぶり」が露わになっています。
私たちが「橋下独裁」と呼んでいるその典型は、「大阪維新の会」が大阪府議会に提案している教育基本条例案です。それは、学校教育を知事及び議会の直接的な支配下に置こうとするもので、さらに、知事の目標に服さない教育委員の罷免、教職員への厳しい処罰などの教育への権力統制の体系が盛り込まれています。
この条例案に関しては、作家のあさのあつこさんは「上意下達の構造」であり「生きる根っこを切るおそれ」と指摘していますが、全く同感です。
フランスの詩人アラゴンの詩の中に「教えるとは希望を語ること、学ぶとは誠実を胸に刻むこと」という言葉がありますが、教育とはこうした本質的に人間的な営みであり、権力的な統制とは矛盾するものです。その意味で、橋下氏の条例案は教育とは無縁なファッショ的なものといえます。
選挙の結果を踏まえ「反独裁ストップ」の共同を広げることが求められています。


