県政一般: 2009年10月アーカイブ

 八ツ場ダムの名前を聞くと心が痛んでくる。「東の八ツ場、西の苫田」・・・ダムの大きさ、水没家屋の多さ、権力によるダムごり押しの卑劣さ・・どれをとっても類似している東西二つのダム反対闘争を、私たちはこう呼んでいた。

 

 奥津町の反対住民は、「苫田ダム阻止」の旗印に「日の丸」を染めこむほど保守本流の人たちだった。

その人々が訴え続けたのは「苫田ダムには、理もなく、法もなく、情もなし」ということだった。「理」とはダムの必要性の理屈なし、「法」とは国による権力的な地方自治を侵害、「情」とは人の真心を札束で叩くような理不尽さを言う。

 

特に苫田ダム闘争が大きく盛り上がったのは「お上の一方的な押し付け」反対という点だった。「苫田ダム賛成」の人も、この「お上の一方的な押し付け反対」という点で一致していたのである。

 

今回の民主党政権・前原大臣の手法はどうだろうか。「ダムは不必要」という「理」では同感だが、「法」と「情」に欠けると思っているのは私だけではないと思う。

政権についた民主党のマヌュフェストといえども、その実行には地元自治体との「法」という「民主的な手続き」が必要ではないのか。

長い「ダム反対」闘争の中、矢尽き刀折れ、やむを得ず賛成派に転じて水没後の地域振興に望みを託していた人たちとの思いを汲み、住民合意をまず優先する「情」が必要ではないのか・・。

 

 苫田ダム闘争の最後、多くの人が止むなく墳墓の地を去っていく中、「我ら四面楚歌なれど、天が空いている」と叫んだある古老のリーダーも、晩年、奥津を去り、都会に住む子どもさんに見守られながら他界された。

 「八ツ場」の関係者も同じ思いの方は多い。今回の前原大臣の姿勢は、その人たちとの合意を優先する「民主的手続き」を無視した「マヌュフェスト絶対主義」とも言うべきものである。

 

 私は、「八ツ場中止」の報に誰よりも大きな感慨を覚えるとともに、その手法に誰よりも異を唱えるものである。


報告書提出_1_1.JPG「岡山県住宅供給公社の年度内解散」をめぐる問題は、これからの県政の最大のテーマの一つである。

 それは「公社」という問題だけでなく、売れ残りの大半を占めている「吉備高原都市」をめぐる問題も内在している。

 

 それは、長野県政初期からの問題であり、県政のあり方に深く関わる問題でもある。そこで、「住宅供給公社と吉備高原都市」問題について、県議団として岡山県自治体問題研究所に研究委託をし、先日その「研究成果」を受け取った。

 

 12月議会では、この「研究成果」を参考に、議論を進めたいと思っている。「研究成果」はホームページに掲載している。ぜひご覧いただき、ご意見をお寄せいただきたい。

(「研究成果論文」はホームページの「政策・見解」に掲載http://takeda.m-cast.jp/index.html)


台風襲来に備えて

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「台風18号が列島縦断」・・緊張感に溢れた報道が続いている。県当局をはじめ関係機関も体制を組んでいる。

 「列島上陸は2年ぶり」「10年間で最大の台風」「50年前の伊勢湾台風と同じコースで」「広戸風に警戒」・・・とにかく記録的な台風であることは確かだ。

 

 「災害は忘れた頃にやってくる」の諺は、今は「災害は忘れずにやってくる」となり、「備えあれば憂いなし」も「備えを越える憂い来る」である。美作の豪雨災害の傷跡も気になる。

 

今日(7日)は、砂川を見て周り、明日は早朝から砂川をはじめ各地を回ってみる予定。


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