仕事が終わった後の深夜の映画館通いが続いているが、アメリカ映画に力作が続いているのが目立つ。
まずは、本年度アカデミー賞最多6部門を受賞した話題作「ハートロッカー」。イラクでの米軍爆発物処理班に属する兵士の行動を通じて、戦争の悲惨さを描くとともに、「戦争中毒」のようになっていく兵士の姿を描いている。
次は、「第9地区」。南アフリカ上空に突如現われた正体不明の宇宙船から降り立った「難民」を人間が「第9地区」に隔離する。人間と彼らとの争いを通じて「人間の在り方」を問う映画である。
さらにはジョージ・クルーニー主演の「マイレージ・マイライフ」。首切り通告を請け負う会社に勤め、年間322日間も出張している主人公を通じて「人生にとって本当に大切なものは何か」を考えさされる。
最新は、マット・デイモン主演の「グリーンゾーン」。イラク戦争の口実となった「大量破壊兵器の存在」。それがアメリカの政府高官のでっち上げであったことを暴いてゆくアメリカ兵の戦いを描いている。数々の迫真のシーンは映像としても傑作である。
イラク、アフガンへの戦争に対する明確な批判精神に溢れるアメリカ映画には今後も大いに期待したい。







