地域行事: 2009年9月アーカイブ

・ ・・姉さんかむりで 泥にまみれて 日に灼けながら 汗を流して 男にまじって 綱を引き 天にむかって 声あげて 力の限りに うたってた 母ちゃんの唄こそ世界一 母ちゃんの唄こそ世界一・・・(ヨイトマケの歌)

京都のコンサートで、この歌を聞いた時、身震いがするのを禁じることが出来なかった。韓国の伝統楽器・プクを叩きながら、地底から搾り出すような声で歌うパギやん(趙博)のこの歌と思いを多くの友人に届けたいと思い、この会を企画した。
パギやんの歌には、「ヨイトマケ」の他に、貧乏が故に身請けされた女性の切ない恋の歌、従軍慰安婦や脱走兵の歌・・など決して軽くない、むしろ重く・熱い歌が多い。
それは彼の「在日」としての生き方の「重さ・熱さ」でもあるが、逆に、現在の私たちが抱えている様々な問題の「重さ・熱さ」と共鳴するものではないだろうか。
いまや西大寺の「文化のメッカ」となっている「五福座」での2時間が、小林多喜二の「蟹工船」の最後の「そして労働者は再び立ち上がった」のラストシーンになることを期待している。
(11月7日(土)午後5時30分開場、6時開演 備前岡山西大寺・五福座 1500円)

「敬老の日」を迎え、この連休は連日「敬老会のハシゴ」が続いた。敬老会で毎年楽しみの一つは、高齢で元気な方々の姿を拝見することで、こちらも励まされるし、「どうしたらあそこまで元気になれるのか」と、自省させられることが多い。

 

 今年の来賓挨拶では、音楽家の阿久悠のエッセイから「ドラエモンの声優」の話を紹介させてもらった。(おそらく以前の声優さんの話だとおもう)

 阿久悠によれば、子どもたちの人気番組「ドラエモン」の声優さんらの当時の平均年齢は68歳とのこと。特にガキ大将のジャイアンの声優さんは70歳を超えているとのこと。

 

 70歳を超えている人が、60歳も若い人の声を演ずる・・その凄さには私も感動した。もっと言えば、その齢だからこそ、それぞれユニークな持ち味の子どもたちを演じることが出来たのかもしれないとも思う。

 

 阿久悠は同じエッセイで、「同年齢の歌を同年齢だけが楽しむ」ことの問題点を指摘している。「歌は世につれ、世は歌につれ」・・時代と世代を超えた人間の営みの大切さ・・・敬老会であらためて勉強させられた次第である。


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