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「春雷の 鳴り過ぐるなり 湾の上」(虚子)

 

20日の深夜、駐車場から自宅までの堤防の道には、まるで「暗闇にフラッシュ」のような雷の光と「がけ崩れ」のような轟音・・・自然とお腹を押さえて駆け出す自分の姿に苦笑しながらも、それはまさしく恐怖ゾーンだった。

 

しかし、これが「春雷」と呼ぶのだろうか。翌21日は、春の日差しが吉井川の川面に輝いていた。

 

農村地帯では、「雷」は米の豊作と結びついて伝えられている。「雷」の放電の際に作られる窒素は農作物の成長を助け、その雨は「恵の雨」となる。5月の「雷」、8月の「雷」は稲作に不可欠といわれる。

「雷」と「稲」を夫婦に例え「稲妻」と呼ぶのもその由来とのこと。

 

「備前平野に春を呼ぶ」といわれる「西大寺会陽・裸祭り」から丁度一ヶ月・・いよいよ「春到来」である。


大介.jpg29歳になる長男の大介の看護学校卒業式が6日にあった。卒業証書を受け取る際に、数少ない「皆勤賞」も受け取っていた。「頑張っているな」とは思っていたが、「皆勤」とは全く知らなかった。

 

 実は大介は中学校では「不登校」を「貫徹(?)」している。茶髪での卒業式は未だ記憶に新しい。

その後、不登校問題をテーマにした映画「茜色の空をみたよ」の舞台・岡山県立烏城高校にお世話になって無事卒業。仕事を転々とした後、岡山の精神科の病院に介護の仕事で勤め始めて6年。その間に中学時代から付き合っていた彼女と結婚して、2人の子どもの父親になった。

 

 本人なりに色々考えた結果だと思うが、仕事を休んで看護学校に通うことを決意。働く彼女に家計を支えられ、家事や育児をこなしながら3年の課程を終えての卒業となった。

 

 私がこの長男を誇りに思うのは、「いのちを守る看護士」の職業の大切さや「皆勤賞」のがんばりという意味ではない。

 それは、自分の道を自分で決め、自分の足で自分のテンポで歩んでいることである。これからも、同じように歩んでほしいと願っている。


 共産党公認で県議を3期務められた立花一也さんが亡くなられた。20年前に急性膵炎で急に倒れられ、その後を継いで私が立候補して県議に送っていただいたという縁のある方であり、公私ともにお世話になった方である。

 

 高等学校の教員、そして高等学校の組合の委員長を歴任され、その温厚な人柄は県庁でも県議会でも多くの人の人望を集めておられた。

 急性膵炎で県議を退かれて以降も、多くの分野で活躍され、7年前に肺ガンに犯されてからも毅然と闘病生活をされていた。

 

 先日、告別式があり、私が参加者を代表して弔辞を読ませていただいた。ホームページにその全文を掲載し、個人への哀悼の意を表したい。 合掌


 映画「沈まぬ太陽」を観た。テレビで放映中の「不毛地帯」と同じ山崎豊子さんの原作である。日本航空が引き起こした日航ジャンボ墜落事故をベースに、政・官・業の癒着、人命無視の会社の体質に翻弄されながら、一本の筋をキチンと貫いた一人の人間を描いた感動の大作である。(途中で10分間の休憩が入る映画は久しぶりである)

 

 日本航空は現在話題の会社であること、事故後の対応が今のJE西日本の会社と重なるのも興味深い。

 

 主人公の恩地元(おんちはじめ)の名前は、山崎豊子さんは「大地の恩を知り、物事の根源に立って考える」という意味を込めて名づけたとのことだが、その実在の主人公・小倉寛太郎氏の講演を10年ほど前に一度聞いたことがある。

 

 彼はこう語っていた・・・「私は常識的な人物であり、常識に沿ったことをしてきたまでである。ただ、一ついえることは、その常識を貫こうとした際に生じる障害から逃げなかったと言うことだ」・・・

 

 映画の中で恩地元がこう語るシーンがある。「おれの矜持(きょうじ)が許さない」・・「矜持」とは「自分を信じて抱く誇り」のことである。注意深く観ていないと聞き逃すかもしれないが、私はこのシーンに一番感動させられた。

 

 彼が逃げなかったのは、この「矜持」ゆえなのだろうと思う。


117()夜、西大寺五福座での「趙博コンサート」に関しては、以前に紹介させていただいた通り。

 

 最近あらためて彼の本を読んだり、CDを聴いた。

 映画を「一人芝居」で演じる「映画再現芸」で知られる「マルセ太郎」の後を継ぎ、映画を「歌と語り」で「上映」する芸「歌うキネマ」でも知られているとのこと。

 

 会場となる五福座は、そのマルセ太郎の最期の芸披露の場だったところである。そこに趙博を迎えるのも何かの縁か・・。

 

 「癒し」などとは程遠い歌である。「在日」の彼の歌を「ガツン」と聞いてほしいと思う。


今年度の特別委員会の所属は、決算委員会。既に、企業局、公安委員会・県警本部、教育委員会の審査を終え、これから2ヶ月余りで、知事部局の全部局の審査に入る。週2回、委員会開催の時もあり、かなりハードなスケジュールとなる。

 これまで、企業局の審査では、クリーンエネルギーとして注目を集める小水力発電の促進、企業局のCO2削減の数値化、公安委員会・県警本部の審査では犯罪捜査の新しい手法、ネット犯罪対策、交通安全教育、公安委員会と県警本部の関係・・などの問題を取り上げてきた。

 先日の教育委員会の審査では、公民館活動への支援、子どもの読書、小学校の学区弾力化の問題点などについてやり取りした。

 特に「子どもの読書」に関しては、ある人の名言を紹介させてもらった。
「黙って本を読む姿を子どもに見せるだけで、家族の半分は固まる」・・・子どもに「本を読め」と言う前に、まず親自身が本を読むことが、子どもへの一番の「読書のすすめ」だと思う。

 老眼が進み、字を読むことが苦痛になっている昨今だが、秋の夜長、じっくりと本に向き合ってみたいと思っている。

これまで使用していたアドレス(h-takeda@mm.neweb.ne.jp)のプロバイダーが10月末でサービス提供を中止します。一切受信停止となることですので、削除していただき、この春から使用している新しいアドレス(takeda@m-cast.jp)に変更していただきたいと思います。お手数ですが、よろしくお願いします。(この「いのしし日記」は新しいアドレスで送信しています)


  蟹工船_1_1_1_1.jpgシネマクレールで上映されている「蟹工船」を観た。「軽い」と批判する人もいるようだが、私はそうは思わない。

 

 「蟹工船」の現場は、戦前のそれだが、若者たちの会話は、私が最近聞いた派遣切り労働者の会話そのものである。自己肯定観と自尊心を踏みにじられ、「物扱い」に慣れ切った現代の若者の会話である。

 

 そこから這い上がろうとした彼らの「リーダー」(松田龍平)が射殺される・・・その死を乗り越えて、再度立ち上がる彼ら・・・画面いっぱいに多喜二の熱い息吹が伝わって来る。

 

 最近出版された「私たちはいかに『蟹工船』を読んだか」の中に、25歳の女性はこう書いている・・「もし小林多喜二が今を生きるとしたら、私たちが働いている職場にやってきて「ガンバレ」なんて励まさず朝まで話を聞いてくれた後、『蟹工船』の最後を締めくくった言葉のように、やはり『彼らは立ち上がった・・・・もう一度!』と書き付けるのではないか」

 

 若い世代に見て欲しい映画だと思う。シネマクレールにて25日まで。


コンビニ大手のセブンイレブンの店のオーナーが集まり、労働組合を結成する準備が進んでいる。

 弁当など食品の値下げ販売(見切り販売)への本部からの制限問題、それへの公正取引委員会の独禁法違反の認定・・・など最近のマスコミでご存知の方も多いと思う。

 

 こうした中、関係者は「本部との話し合う場が必要」とついに労働組合の結成に踏み切り、いよいよ明日84日に労働組合を結成する。岡山のメンバーが運動の中心ということもあり、岡山市内で開会される。

 

 労組結成の中心メンバーが西大寺の近所の人と言うこともあり、この間、署名活動などに協力してきた。大会にも署名を持参してエールを送りに出かける予定である。

 

 大きく強いものに、「全部右へ倣え、ではない」ということを示すことは、今の世の中、大切なことである。


平和行進.jpg東京夢の島を57日に出発した平和行進。516日に兵庫県から岡山県に引き継がれた。18日には西大寺から東山の原爆慰霊碑を通過して県庁に至る県内のメーンコースであ

る。

 私は今年小学校1年になったばかりの孫の「真実子」とともに参加。無事に円山ハッピータウンから東山の原爆慰霊碑までの難所の総指揮を勤めさせてもらった。

 

オバマ演説 北朝鮮の核実験 核密約など様々な動きの中、そして来年のNPT(核不拡散条約再検討会議)に向けて国際署名が大きく広がる中での今年の平和行進と広島・長崎の原水爆禁止世界大会の意義はかつてなく大きい。 

 

被爆者会の方も、健康状態の悪化と高齢化を押して「被爆の語り部」として奮闘する覚悟を語られた。

 

暑い熱い平和行進だった。


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