その他: 2008年11月アーカイブ

先日の新聞にあるアンケートで、「もし生まれ変わったても、今の配偶者と結婚したいか」という問いに対して、60代の女性の50%が「ノー」と答えたとのこと。私の周囲にも、そういう人はかなりいる。

 同じアンケートで、「夫婦円満の秘訣」について、同じく60代ではトップが「お互いのプライバシーの尊重」とある。要は、「お互い別々に」ということなのだろうか。

 そんな話をしていると、友人の奥さんが、「わが意を得たり」と「千の風」の歌に注文を付け出した。「主人が死んだら、風になんかにならないで、おとなしくお墓の中で居てほしい。私の方が千の風になって一人で自由に飛びまわりたい」・・。

 60を過ぎた女性の実感のこもった「男への抵抗」なのだが、友人はそれに全く気付かずに、「何で一緒に行かんの?」と問いただしている。

 NHKの松平氏が岡山のウィズセンターで、「その時歴史を動かした女たち」というテーマで話をすると言うことなので、歴史ものが大好きな私としては、居ても立ってもいられず、当日のキャンセル待ちを狙って参加した。

 予想通り、「篤姫」が中心の話題だった。江戸城無血開城が、世に知られる「勝海舟と西郷隆盛の太っ腹な男」だけが為した業績ではなく、篤姫と和宮が朝廷と薩摩藩への手紙攻勢によるものだという話は興味深い。
 逆に最後の将軍・慶喜は徹底的な女性蔑視だったとのこと。徳川家のあっけない最後も、それが理由だったのかもしれない。

 世の中の決定的場面は、男だけで動くものではなく、男も女もともに力を尽くした結果とのこと。「驕る男は久しからず」である。

先月27日からこの9日までは「読書週間」。そして、読書週間初日の27日は「文字・活字文化の日」だった。
 ある全国紙がそのキャンペーンの一環として、何人かの識者のコメントを載せていたのだが、その中に芥川賞作家の辻原登の一文が心に留まったので紹介したい。

 彼の「本のある風景」という表現にまず感心している。実は、周囲に本がいっぱいある風景は私の一番好きな光景でもある。
 私は図書館や本屋さんに行ってブラブラするのが好きで、何か目的があるわけではないし、何も買わずに帰るときも多いのだが、見渡す限り本が並んでいる中に自分を置いて、いろんな本の表紙を見渡すのが好きなのである。
 本屋を出るときに、自分の中に知的好奇心が沸き立ってくるのが分かる。

 辻原登が「言葉の大切さ」を説きながら、「手書き」を奨めていたのも興味深い。パソコンの普及によって私たちは手書きをほとんどしなくなった。
 私は自分の県議会報告の郵送だけは、自分の手書きの手紙を同封し、封筒の宛名も手書きにしているのだが、手紙の字が段々汚くなっていることを恥じており、時折パソコンの文字にしようと思う時がある。

 そんな時、辻原登の「せめてラブレターは手書きで」に出会った次第である。心を込めたいメッセージは、これからも手書きで続けたいと思う。

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