その他: 2009年11月アーカイブ

 共産党公認で県議を3期務められた立花一也さんが亡くなられた。20年前に急性膵炎で急に倒れられ、その後を継いで私が立候補して県議に送っていただいたという縁のある方であり、公私ともにお世話になった方である。

 

 高等学校の教員、そして高等学校の組合の委員長を歴任され、その温厚な人柄は県庁でも県議会でも多くの人の人望を集めておられた。

 急性膵炎で県議を退かれて以降も、多くの分野で活躍され、7年前に肺ガンに犯されてからも毅然と闘病生活をされていた。

 

 先日、告別式があり、私が参加者を代表して弔辞を読ませていただいた。ホームページにその全文を掲載し、個人への哀悼の意を表したい。 合掌


 映画「沈まぬ太陽」を観た。テレビで放映中の「不毛地帯」と同じ山崎豊子さんの原作である。日本航空が引き起こした日航ジャンボ墜落事故をベースに、政・官・業の癒着、人命無視の会社の体質に翻弄されながら、一本の筋をキチンと貫いた一人の人間を描いた感動の大作である。(途中で10分間の休憩が入る映画は久しぶりである)

 

 日本航空は現在話題の会社であること、事故後の対応が今のJE西日本の会社と重なるのも興味深い。

 

 主人公の恩地元(おんちはじめ)の名前は、山崎豊子さんは「大地の恩を知り、物事の根源に立って考える」という意味を込めて名づけたとのことだが、その実在の主人公・小倉寛太郎氏の講演を10年ほど前に一度聞いたことがある。

 

 彼はこう語っていた・・・「私は常識的な人物であり、常識に沿ったことをしてきたまでである。ただ、一ついえることは、その常識を貫こうとした際に生じる障害から逃げなかったと言うことだ」・・・

 

 映画の中で恩地元がこう語るシーンがある。「おれの矜持(きょうじ)が許さない」・・「矜持」とは「自分を信じて抱く誇り」のことである。注意深く観ていないと聞き逃すかもしれないが、私はこのシーンに一番感動させられた。

 

 彼が逃げなかったのは、この「矜持」ゆえなのだろうと思う。


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