原発ゼロの最近のブログ記事

国会に「消費税増税法案」の議論が強行されて審議入りし、、5月に入り国会情勢が緊張してきました。それを反映してか、先日の「京橋朝市」では衆参各候補が入り乱れての宣伝が繰り広げられました。

我が党も、石村智子候補を先頭に「今度こそ中国地方から国会議席を」と馬力がかかっています。それに連れて、私たちの事務所も忙しさが増してきました。

私自身は、忙しさは何の苦にもならないのですが、腰痛もちの身にとって最大の苦難は長距離移動の際の「乗り物」です。この3日間で言うと、7日、米子に入り、8日には島根県大田市で島根県の地方議員会議に出席。その夕方、島根県の衆議院候補や県議団のみなさんと飛行機で上京。9日は志位和夫室にお世話になって政府交渉を行い、夕方帰岡・・という日程で、なかなかきついものではありました。

国会の議員会館でも、衆議院会館の方は、何かと忙しい感じでした。

 

 さて、今回の政府交渉のテーマは、「島根原発問題」と「島根県の低空飛行問題」です。原発問題で焦点になったのは原発付近にある「断層」問題です。「伸びる宍道断層」と言われるくらい、島根原発の周囲にある宍道断層は、調査すればするほど新たなことが明らかになっており、その関連もあり中電自身が「再稼動の見通しがたたない」と言っているほどです。

 ところが、政府の方が「前のめり」なのです。交渉では、民主党野田政権の「正体見たり」でした

 

 米軍機の低空飛行問題では、島根県浜田市と江津市から訴えられた実態は異常でした。夜の7時から10時の間、2時間から3時間かけて米軍機がドッグファイト(追尾訓練)やタッチアンドゴー(緊急離発着訓練)のような急上昇急降下をするのです。街全体が恐怖に落とし入れられているのは当然です。

 ところが外務省や防衛省の答弁は「アメリカの政府答弁か」と間違えるような答弁です。

 

 この問題でも「民主党の正体みたり」ですが、参加者一同、「ネバーギブアップ」で「兎に角、一度現地調査に国を引き出すまで頑張ろう」と確認して散会しました。

  島根政府交渉.jpg


大江健三郎氏が「ヒロシマのある国でフクシマが起きたこと」の意味を問いかけています。それを憲法記念日的に言えば「憲法がある国で、フクシマが起きたこと」の意味を問わねばならないのでしょう。

 

5月3日の憲法記念日に、石村智子候補と広島に出向きました。広島の小選挙区候補と一緒に「憲法の日」宣伝をすること、そして「2112年憲法集会」に参加するためです。

 

「マイライフ、マイ憲法」と称した集会で興味深かったのは、「カムイ伝講義」や「江戸学」で有名な法政大学教授の田中優子先生の「未来のための江戸学」と題する講演でした。

 

田中優子先生は、先般訪れた「ブータン」と「江戸時代の日本」との共通点を研究した結果、共通点は「グローバリズムの中で『経済的・文化的自立』を実現し継続したこと」を挙げ、TPPにひた走ることへの懸念を指摘されました。

 そして、「鎖国」の江戸時代の「先進性」として「海外戦争の禁止と鉄砲の放棄」「国内戦争の停止と参勤交代制の確立⇒経済・文化の全国的な循環」「環境政策に着手・・いっさいが自然に戻るシステム」「江戸の水道事業」「国内産業の全国調査と奨励」「自給能力の向上」「森林の利用制限と人工林育成」などを挙げておられました。

 

そして「鎖国」という表現自体が正確かどうかだとして、「朝鮮・琉球と正式国交とアジア貿易の新秩序確立」「オランダ東インド会社を通じての世界との関係確立」などを指摘されました。江戸時代にも、こうしたルートで世界各地の豊かな文化が入ってきており、その例として紹介された「赤穂浪士の衣装」の原形が「インドの衣装」にあることには驚ろかされました。

 

 現代の私たちも、「何を受け入れ、何を排除すべきか」について賢く議論することが大切であり、TPPはその問題での「思考停止」を招くことになるのだと痛感しました。

  広島憲法集会.jpg


 東北の瓦礫処理の受け入れ問題をめぐって様々な議論が行われています。 我が党は、この「がれき問題」について、「広域処理」にあたっては国の責任で進めること、政府が基準や対策を抜本的に見直して住民の納得を得るとともに、受け入れ自治体にたいして、財政面を含む全面的支援を行う必要があることなどを提案しています。

 

その上で、議論を整理する上で私が思うことを述べておきたいと思います。

 

 まず第1に、被災地の復興にとって「がれき処理」は絶対条件だということです。これは昨年現地に出向いて痛感しています。問題は「がれき処理」の最適の方法は何かということです。「広域処理」は必要ですが、「全国規模の広域処理」が適切だとは限りません。「がれき」運搬の経費問題もあります。そういう点を含めて、国の対応の遅れが今日の事態を招いていると考えます。

 

 第2に、問題は「がれき」が単なる「がれき」ではなく、レベルの相違はあれ放射能に汚染された「がれき」の処理問題だということです。もし放射能汚染問題がなければ、問題はもっと単純であり、それは阪神大震災の例をみても明らかです。一部にこの「がれき受け入れ」問題を、「日本人の心」の問題とする論調がありますが、これは「放射能問題」を無視・軽視する危険な議論だと私は考えます。

 

 第3は、放射能汚染問題の性格の問題です。この問題は、人類が未だ解決する能力を持っていない課題だということです。今回の「がれき処理」問題の複雑さ・困難さの根本はここにあります。人類が未だ安全にコントロールすることが出来ない放射能を含んだ瓦礫処理問題なのです。多くの市民が不安を抱くのは当然ではないでしょうか。

 

 第4に、しかもその上、安全基準に関して国の基準が曖昧なままであり、さらに全国各地にはその放射能を検査する器械が未整備のままです。瓦礫を運び込んでも地方自治体が安全を判断する仕組みがないのです。

 現実の問題として、県下のどの処分場も焼却炉も放射性物質を想定したものはありません。また例えば私が相談に取っている課題ですが、次の様な問題があります。

福島から避難して来られた方の中で、子どもの健康が心配で病院に行ったが、放射線被曝問題に対応できる病院が岡山にはないとのこと。内部被曝を計測するには、ホールボディカウンターという器械が必要ですが、使えるものは岡山にはないのです。

 

 国の責任でこうした問題の解決をすることなしに、「心構え」に矮小化したり、挙句の果ては「県が市町村を指導しろ」と権力的な対応を求めるのは、問題の所在を全く理解していない議論といわざるをえません。

 

 最後に私の独断と偏見で言わせてもらいますが、県議会で「がれき受け入れ」を市町村に押し付けようとする論陣を張っている議員の中には、県議会で一度も放射能の危険を議論したこともなく、むしろ無責任な原発推進を進めてきた人が多いことを指摘しておきたいと思います。

 その無知と無責任こそが、「フクシマ」を招いたことを、私は厳しく指摘したいのです。

 


314日付の中国新聞の報道によると、中国電力が今月末に国に提出する2012年度の「電力供給計画」において、「島根原発3号機の運転開始」と「上関原発着工」の時期が「未定」のする方向で検討しているとのことです。

 

 島根原発3号機は、当初の予定ではこの3月に運転開始の計画でしたが、福島原発事故後、運転開始は「未定」とされたまま。上関原発は今年6月の着工をめざしていましたが、福島原発事故の後、手続きは中断されたままです。

 

  島根原発 縮小.jpgこの方向でいけば、中国地方は「原発ゼロ」の状態が続きます。「省エネルギー対策」と「再生可能エネルギーへの転換」で、原発ゼロの具体的な展望を開くチャンスでもあります。

 

一方、中国新聞によると「政府の方針が見えないことに加えて、地元も慎重姿勢をとっている」ことが要因とされていますが、それだけに目立つのが野田内閣の「前のめり姿勢」です。「原発ゼロ」へ・・政治の転換が求められています。

 


311日が巡ってきました。震災と原発問題を噛み締めながら、600人を超すサイレントパレードの一員として市内を歩きました。そして、イウス・フェミーネ合唱団(ラテン語で「女性の正義、権利」の意味)の東日本大震災復興支援コンサートに出向きました。

 

 いろんな人の話を聞き、新聞の全紙に目を通し、テレビの特集を観ながら・・・今日の311日に一番ふさわしい「言葉」を見つけました。

 

 詩人の谷川俊太郎さんらが出版した詩集のタイトル「それでも3月は、また」です。「様々な問題が山積しているにも係わらず」「東北は未だ寒さが厳しいのに」・・「それでも1年後の3月がまた巡ってきた」のです。到底「春近し」の3月ではないのです。

 

 今日の「赤旗」1面は、被災地での独自のアンケートで、「自宅再建難しい」8割 「生業の再建困難」9割の結果が出たことを知らせています。「春まだ遠く」です。

 

 昨年11月で中断している「東北ボランティア」を再開したいと言う私たちの意向に対し、宮古からは「3月一杯は盛岡から宮古に通じる峠を越すのは困難」との返事です。まだ凍てつく氷が解けていないのでしょう。

 

「それでも3月は、また」巡ってきたのです。4月もまた確実にやってきます。春を手繰り寄せるように、4月に入ると直ちに東北に出かける準備を始めています。 パレード.jpg


 福島県飯舘村役場で話した方から、「原発の傍にいる我々に情報を教えず、アメリカに真っ先に情報を伝えた東電に怒りが湧く」・・・どこまでアメリカ従属なのかとあきれ返る話です。

 

しかし、問題はもっと深刻です。問題の福島第1原発1号機はアメリカのゼネラル・エレクトリックの設計をコピーしたものなのですが、アメリカではハリケーンと竜巻の災害を想定して非常用発電機を地下に設置しています。

ところが、地震と津波の国・日本に原発を建設する際、ハリケーンと竜巻対応のまま設計しているのです。

 

 福島原発の事故の要因は、アメリカの原発をそのままコピーして非常用発電機を地下に設置したことあります。アメリカと言えば「思考停止」状態になる従属国日本を根っこのところから変えなくてはなりません。

  警戒区域.jpg


計画的避難区域の飯舘村役場では数人の職員が働いていました。役場の隣にある老人施設には「ここで生きると覚悟」された高齢者が入所されており、その横にある医療機関は診療活動を続けています。集会所には、毎日100人以上の方が集合し、避難地区の見回りを続けています。

 

計画的避難区域の中でも「いのちを守る営み」は続けられているのです。

 

fukushima.JPG役場の付近であった住民の方は、「60歳前の私たちは地域の除染活動で人生を終える。しかし、いくら除染しても若いものが帰ってくるかどうか・・街の将来展望が見出せないままだ」と語っておられました。

 

 車のラジオから流れて来る政府と電力会社による「原発再稼働」の動きなどは、「3・11を経験していない国の話」のように思えてなりません。

写真は飯舘村石ポロトンネル付近。

今回の福島視察は、福島原発2号機の原子炉温度上昇のニュースが流れるなかでのものであり、いささか緊張感が漂うものでした。

 私たちは、現地の党組織が所有している放射線量測定器を借り、14ポイントで計測しました。以下、その測定結果です。(単位 マイクロシーベルト/毎時)

 

    福島市内 1.0 ②大波小学校 2.7 ③小国 5.0 ④霊山パーキング 7.0 

⑤相馬市役所 0.16 ⑥相馬港 0.16 ⑦相馬漁港 0.16 ⑧柚木 0.29

⑨火力発電所 0.6 ⑩原町 035 ⑪警戒区域入り口 0.4 

⑫ 飯舘村石ポロ峠 4.5 ⑬飯舘村役場 2.8 ⑭川俣町役場 1.3

 

当日の新聞報道の放射線量は0.6で、飯舘村役場前の公設測定器もそうなっていましたが、私たちの測定器はその3倍の2.8でした。

 

こうした数値は、「除染の課題」を教えてくれています。単に距離だけではなく、原発事故当時の風の向き、山と谷の形状、山瀬や川の流れとそれが停留する箇所・・・私たちは細かいメッシュでの測定を提起しています。国による「距離」とか「自治体」単位の測定と除染ではなく、住民と自治体による決めの細かい測定と除染が必要だと痛感しました。

 

最後に、写真について一言。地震と津波は映像や画像で伝えることが出来ますが、放射能は写真には写りません。幽霊でも絵がありますが、放射能は絵にも書けません。全く写らないものの怖さを感じています。


バレンタインパレード.jpg岡山医療生協主催のバレンタイン行動が、寒さの中、400人を超す参加で行われました。この行動は、医療生協が毎年2月におこなっているもので、バレンタインでーに因んで、自分たちの声をアピールしようというものです。

 

今年は、「原発ゼロへ」「増税と社会保障改悪ストップ」などを掲げて400人以上が参加し、岡山市の中心部をパレードしました。日本共産党からは、石村智子衆議院比例候補、垣内雄一衆議院1区候補も駆けつけ、パレードの先頭に立ちました。

 


中電.jpgこの27日に島根原発2号機が定期検査入り、停止します。その結果、稼動する原発なくなり、中国地方は事実上「原発ゼロ」社会となります。

 

そのことを受けて25日、中国5県の日本共産党県委員会と石村衆院比例候補が、日本共産党の中国地方5県委員会と石村智子衆院中国ブロック比例予定候補が中国電力本社に「中国地方において原発からの撤退を」と申し入れました。私も同行して広島の中電本社に出向きました。

 

申し入れ書は、ホームページの「政策・資料」に掲載していますのでご覧いただきたいのですが、中電側とやり取りしていて感じたことがありますので、記しておきます。  


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